反対の意味で反対です。
自衛隊は、他の国には存在しません。日本だけの存在であり、軍隊より格下の存在となります。そのような存在を憲法に明記し固定化させたならば最後、喜ぶのは日本を侵略しようと狙っている某国の軍隊です。
日本以外の他の国々は、「国防軍による軍隊」を保有しています。自衛隊は、軍隊では無く、警察の延長にある存在です。よって緊急時に道路の信号が赤になればその都度一時停止せざるを得ず、また敵を殺害すれば、軍隊における軍法会議の適用とはならず、殺人罪の適用になることもあり得ます。さらに自衛隊は他の軍隊と違い、できること(ポジティブ・リスト)だけを教えられています。ところが普通の軍隊は、してはいけないこと(ネガティブ・リスト)だけを教えられ、それ以外は何をしても構いません。
イラクのサマアにPKOで派兵した際、図体は軍隊に見えますが、実際の日本の自衛隊は、恥ずかしいことに英国軍やオーストラリア軍などに護られての移動でした。その反面、自衛隊のきめ細かい現地人へのフォローが現地人から絶賛されてもいましたが。
何かと日本を「軍国主義」などと批判する隣国でさえ、れっきとした軍隊をもっており、自国では徴兵制まで敷かれたままです。
ちなみに自衛隊の存在は違憲とは言えません。何故ならば、当時の英知を出し憲法第9条に「前項の目的を達成するため」を付け加える(芦田修正)代わりに、第66条第2項に文民条項が入りました。そうすることによって、「国際紛争を解決する手段としては軍隊は持たないけれど、自衛のための軍隊は保有する」と解釈できるようにしたのです。
とは言え誰でもがすぐ理解できるようになっていないため、誰もがすぐに理解できるよう憲法改正あるいは新憲法作成が待たれ続けているのが現状です。