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放射線技師の方教えてください。 ①1ヶ月の子供が胸部レントゲンを撮ったのですが レントゲンの線量は大人と同じなのでしょうか。 子供が大人の線量で撮影されたら被曝量が増えてしまうのでしょうか。

回答(4件)

①大して変わりませんので大丈夫です。 ②デフォルトで撮影して画像を見て再撮影するか判断します。異常に多い線量では撮影されないので大丈夫です。 ③決まっていません。医師が必要な画像を撮影するだけです。同じ病院では履歴は残ります。 飛行機で東京札幌を往復すれば胸部レントゲン一回分くらい被曝します。 東京ロサンゼルスだと4枚分くらい被曝する計算です。それでも大丈夫ですので過度に心配する必要はありません。それで大丈夫でないならパイロットやCAさんは仕事出来なくなってしまいます。

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①.(1)生後1ヶ月の子供が胸部レントゲンを撮ったのですがレントゲンの線量は大人と同じなのでしょうか? いいえ。大人と比べれば一般に少ない。 使用する放射線量は「体の厚み」によって変える必要がありますので、体が薄い程に使用する放射線量が減ります。大人でも肥満体型と痩せ体型では変わります。 子供は大人と比べれば体が薄いことが多いし、放射線技師が意図しないタイミングで動く可能性も高いので、特に使用する放射線量を減らすことが一般的です。 ただ、「病気で胸に水が貯まって成人のように体の厚みが厚くなっている場合」等では成人並みに放射線を出す必要があるかもしれないので、必要な放射線量が少ないと断言はできません。あくまで、正常な範囲の子供が相手の場合では一般に少なくするというだけです。 ①.(2)子供が大人の線量で撮影されたら被曝量が増えてしまうのでしょうか。 はい。 必要ない大量の放射線を利用すれば、当然に被曝量が増えます。下手すると写真にならないので再撮影が必要になります。 ②.(1)レントゲンの線量を故意的に通常よりも多く設定して撮影はできるのでしょうか。 はい。可能です。 使用する放射線量は入力できますので、機械に設定することで可能です。 ②.(2)自動で設定されるのでしょうか。 AECという、自動で露光量を調整する機械も存在しますが、子供が相手だと反応が微妙な(正常に動作しない可能性がある)ので使用しない可能性が高いと考えます。 ②.(3)線量が多い時は警報などが出るのでしょうか。 いいえ。出ません。 ただし、線量が著しく多いと写真として成立せず再撮影が必要になります。 ③(1)レントゲンの撮り直しは何回までして良いなど決まっているのでしょうか。 いいえ。一般に決まりは無いのが普通です。 法的には決まりはありません。 ③(2)レントゲンを何度もとった場合履歴に残るのでしょうか。 記録を残す場合と残さない場合があります。 (4)スタッフの調整ミスで線量を多く浴びる可能性もあるということですか?そのようなミスはあまり起きませんか? 多分無い。 理由は簡単です。成人への撮影では上記したAECと呼ばれる自動で露光量を調整する機材を使います。放射線技師が小児用の設定に変更するためにAECのスイッチをわざわざ切るのであれば多分適切な線量に調整すると思います。何も考えずにそのまま成人用の設定で撮影したと仮定してもAECが勝手に放射線を止めるのでおそらく必要以上に被曝することは少ないと考えます。 うまく動作しない可能性は確かにありますが、多分動作しますし、写真を形成するのに必要な露光量は小児も成人も同等で、あくまで小児は体が薄く放射線を透過しやすいので投与線量を減らして露光量を調整しているだけです。

放射線技師をしています。 ①全然違います。子供用の線量で通常は撮影しますが、、 正直何も考えずに仕事してる人もいるので必ずしもそういうわけではないです。子供の場合限られてるし、年齢からもわかりやすいから確認しなかった可能性はあります ②故意的に変えることはもちろん可能です。一人一人体型に合わせて線量を変えたりもするので。 ③決まってないですね。綺麗なというか読影できる最低限の画質が担保できればいいと思います

①線量は大人と子供で異なります 大人の条件で子供を撮ると、良い画像が出ませんので、体格や月齢に合った適切な線量を選択します。また、散乱線除去のグリッドも使用しなくて良いので、さらに線量は下げることができます。 ②できます。子供の場合は、体厚により線量を調整しますので、逆に自動の方が過剰な被曝につながる恐れがあります。 警報が出るというよりは、一定以上の放射線が出せないような安全装置が付いています。 ③医療被曝ですので、被曝の制限はありません。そのため取り直しの制限はありませんが、最小の被曝というのはどの病院も心がけていると思います。 何度も撮った場合は装置によって、残る場合と残らない場合があります。