創作物で、架空の種族に属し、冤罪で命を奪われたキャラクターと言えば誰がいますか？ 命を奪われた理由が冤罪ならそれまでにどんな罪を犯していても構いません。 ●●●●●●● 外道衆とは侍戦隊シンケンジャーと敵対した組織であり、三途の川にうごめくアヤカシの軍勢です。 その御大将である血祭ドウコクの知恵袋が、小柄で頭でっかちな老爺の如きアヤカシ、骨のシタリです。 外道衆において幹部クラスのアヤカシは人体の一部と海洋生物と七福神をモチーフとしていますが、シタリのモチーフは骨とイカと福禄寿です。 人間に惨い苦しみを与えてアヤカシの存在を安定させる三途の川の真っ赤な水を増水させ、現世に攻め込んで完全に支配する為に悪辣な作戦を企てる強敵です。 その為ならば拉致してきた女性達をまとめて石斧で斬殺しその力で三途の川の水を増水させる作戦や、シンケンジャーの頭領であるシンケンレッド/志葉丈瑠を毒薬で暗殺する作戦も厭いません（幸いにもどちらも未然に防がれました）。 外道でありながらアヤカシにしては珍しくある程度の仲間意識の強さもあり（外道衆に仲間意識などはなくドウコクに従うのも制裁を恐れているだけです）、また自分の命は大切にする主義です。 また、世界を地獄に変えて滅ぼそうとする相手には頭がおかしいと言い放つ常識人です。 海外版『パワーレンジャー・サムライ』におけるシタリであるオクトローは、周囲からしょっちゅう「うどん頭」と揶揄されるコミカルさを持ちます。 しかし縁が深くない相手は生き延びる為ならば平然と見殺しにしますし、特に人間相手には嬉々として今からお前達を皆殺しにすると宣言しますのでやはり外道です。 そんな彼はアヤカシが生まれ持つ２つの命の内の片方を失いつつもシンケンジャーとの過酷な戦いを逃げ延び、仮面ライダーディケイドや仮面ライダーディエンドにも倒されずに済み、天装戦隊ゴセイジャーと因縁浅からぬ謎の怪人ブレドランと組んで反撃を開始します。 外道衆の新たな御大将・血祭のブレドランとなったブレドランと協力関係を結びますが、利害が一致せずに決別します。 雑兵であるナナシ連中の大群、ノサカマタの大群と共に悪事を働こうとしていたのですが………そこで未知の戦士達の襲撃を受けます。 彼らは何年も後にならないと地球に現れないはずの、当時はそもそも結成すらされていなかったはずの海賊戦隊ゴーカイジャーでした。 ゴーカイジャーはこのシタリこそが寝隠神社とそこに眠る大きな力を破壊した張本人だと誤解しており、圧倒的な力でシタリを粉砕します。 シタリは既に命を１つ失っている為に、倒されても巨大化復活はしませんでした。 自らは生きる事にしがみ付きつつ理不尽に人を苦しめ殺そうとした結果、唐突に現れた宇宙人集団に理不尽にも爆発四散させられると言う教育的な結末でした。 そしてゴーカイジャーは、改めて爆破事件の真犯人と戦う事となります。 「悪いがお前さんの命より自分の命が惜しいからね……!!」 「アタシゃ生きていたいんだよ………!! その為なら命を半分なくすのも……し、しょうがないさ………!!」