いずれもコッテリではあります。
長文になるので面倒臭かったら教えてください。回答取り消すので。
端的に
二郎系ラーメン:
和食料理人出身の山田拓美氏が始めたラーメンとその支店とインスパイア系ラーメン
麺=極太麺
スープ=豚ガラベース
タレ=醤油
具=豚(煮豚)、ヤサイニンニクアブラ
家系ラーメン:
ラーメンショップで働いていた吉村実氏が独自にアレンジを加えて始めたラーメンとその直系店他、資本系ラーメン
麺=平打ち中太麺
スープ=肉付豚骨・鶏骨・コミガラ(雑ガラ)ベース
タレ=醤油
具=チャーシュー、ほうれん草、海苔3枚
詳細に
二郎系ラーメン
【麺】
オーション粉と言う外皮も混ざった二等粉(強力粉)を使った極太でゴワゴワした麺が特徴です。
【スープ】
寸胴で豚のゲンコツ、背骨、背脂、にんにくを6時間程度煮込み、途中で『豚』用の豚ウデ肉を加えて90分~2時間煮込んで炊き出します。そして、醤油とみりん風調味料を混ぜたタレにスープの出汁で使った『豚』を90分間漬け込みます。その『豚』を漬け込んだタレに化学調味料とスープを加えます。二郎系はチャーシューではなく『豚』と呼びます。
【具材】
豚、やさい(主に茹でたキャベツともやし)、アブラ(豚の背アブラ)、ニンニク(刻みニンニク)がデフォです。
【オーダー】
コールと言う独自のものがあり、それは店員さんから「ラーメンの方どうしますか?」や「ニンニク入れますか?」の後に返す言葉のことです。トッピングの希望を店員さんに伝えて、希望通りのラーメンを作ってもらうために必要なことです。基本は、やさい、ニンニク、アブラ、カラメ(醤油ダレの量の調整)の4種類になります。
家系ラーメン
【麺】
ご飯のおかずになるように打たれたつるつるもちもちした麺線の短い逆切り平打ち中太麺が特徴です。逆切りとは幅と厚さが逆転する圧延カットのことで、即ち麺の厚さを麺幅より厚くする手法のことです。この手法を用いるメリットはスープの絡みが良くなることと茹であがりが早くなることです
【スープ】
寸胴で大量の肉付き豚骨と鶏ガラで長時間出汁を取り続けながらコミガラ(雑ガラやミックス骨とも呼ぶ)を加えて髄液とコラーゲンを抽出し、これらが出切ったらすぐに新しいコミガラと取り替える工程を繰り返して、フレッシュ感を出しながら一気に熟成させます。最後は香味野菜で全体をまとめてスープを仕上げます。そして、丼に入ったカエシと鶏油をこのスープで割って仕上げます。そのため醤油の低層・豚鶏出汁の中層・鶏油の表層の三層スープになります。丼に入ったカエシと鶏油をこのスープで割って仕上げます。そのため醤油の低層・豚鶏出汁の中層・鶏油の表層の三層スープになります。
【具】
チャーシューは豚もも肉を燻製にして醤油タレに漬け込みます。このチャーシューを漬け込んだ醤油タレが最終的なカエシになります。具材は厳密にはチャーシュー(豚もも肉の燻製が多い)、海苔3枚、ほうれん草がデフォルトになります。
【オーダー】
麺の硬め普通柔め、味の濃いめ普通薄め、油の多め普通少なめが選択できます。