回答(8件)

同じ水面でもハドソン河と外洋では水面の様子が大きく違います。1m前後のウネリは普通にあるので、そんなウネってる水面に不時着しようとしても、丸型の腹底を持つ旅客機だと弾かれてしまう恐れもあり、左右バランスが狂って主翼先端が海面に触れただけでもそこを起点として回転運動が始まり、機体は原形を留められない悲惨な結果になるでしょう。 そんな中でも飛行艇はなんなく着水出来てる訳ですが、特に剛性の高い機体に特殊な胴体底形態とか主翼端にフロートを吊り下げて、主翼端が水面に触れぬような対策とか、超低速飛行が可能な主翼構造とか、様々な工夫を施している結果、何とか波高が高い海上でも着水、離水が出来るわけです。 その様な対策がなされていない旅客機をもって無事に着水するのは至難な事となります。

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他の方が仰る通り海面(水面)への不時着は大変危険なので、普通は選択しません。それしかやりようが無い場合にのみ行う事です。 まさか滑走路の延長上にコンクリの巨大な塊が放置されているなんて、誰も思いませんから。滑走路の延長線上に自動進入誘導用のローカライザと言うアンテナがあるのですが、普通は簡単に壊れるように設置されています。しかし今回の空港では、頑丈な高さ2mのコンクリ土台の上に設置されていたのだとか。 以下の図は、 https://n.news.naver.com/article/088/0000923775 よりの引用です。

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以下の写真は広島空港のローカライザの写真です。華奢にできている事がわかると思います。 引用元: https://k-mie.blog.ss-blog.jp/2014-12-27 空(kuu)日記 | SSブログ なお広島空港では2015年にアシアナ機がローカライザに突っ込んで壊した事故がありました。この時はアンテナが壊れて機体は無事でした。 https://tabetainjya.com/archives/cat_3/post_4040/ 広島空港で着陸失敗、アシアナ航空が衝突したローカライザーとは 2015/04/15

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難しいところですが、一般的には、皆さんの回答のとおり、海への不時着は難易度が高いです。羽が折れたり胴体が裂けたり機体全体がひっくり返ったりします。 また、今は冬なので、寒い韓国では、仮に海上への不時着に成功したとしても、溺死に加えて水中で凍死の危険があります。救助も、船でないと現場まで行けないので、難しくなります。 フラップが出なかったので速度が速かったし、車輪も出なかったので、海面への着陸は難しかったでしょうね。本来なら車輪を出して海面に着水し、すぐに車輪を引っ込めて沈没を防ぐはずですので、車輪が出ない着水はかなり危険です。 でも最初の方が書かれているように、結果的には、着水の方が生存者は多かったかもしれません。

海への不時着は、滑走路に胴体着陸するよりはるかに難易度が高いです。波がある上風も強いです。 チュジュ航空の事故機が緊急着陸前どんな状態だったかは分かりません。しかし海に着水させようとして失敗するより、はるかに近く素早く安全に着陸できる滑走路を選んだとみられます。 乗っていたのがベテランなだけあって的確な判断でした。

>>チェジュ航空ですが、海に不時着?という選択肢 ↑ ありますが、死亡者の予想で「海ではダメ」となる場合があります。 理由は、もしその海が水深数メートル以上であれば、乗客乗員多数が ●溺死 となる可能性があります。 着水時には、新幹線並みのスピードですから、機体そのままで滑り込み、なんて出来ない場合もあります。水からの衝撃で機体がバラバラになるかも。 「機内のボートを取り出して膨らます」も、その余裕が無いかも知れません。ボートのすくそばに大きなケガをしていない乗員がいるとは限りません。 このような、分秒を争う事態では、色々な条件を分秒で判断しなければなりません。そのために「機長の経験」があるのです。機長は全ての可能性を分秒で判断し、行動する必要があります。 もしかすると、油圧がどんどん下がり、最悪昇降舵、方向舵などが動かせない場合があります。 もしかすると電圧がどんどん下がり、必要な機器が動かなくなる可能性もあります。 今の時点で、パイロットや管制官、航空会社の社長を非難・誹謗・中傷・批判するのはダメですよ~