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以前にクラシックファンでレコードより古いSP時代の1940年代の演奏が好きな人がいましたが その頃の演奏は凄いのでしょうか?

補足

音響やオーディオについての質問ではなく 演奏能力の質問です。 40年代の演奏能力は70年代の能力より優れているのか どうかです。 もしくは技術的には70年代は向上してるかもしれないが 演奏者の個性表現が40年代の方がより個性をだした 演奏者が多かったので聴いていて楽しいとかはないですか? との質問です。

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回答(5件)

バッハのマタイ受難曲でアムステルダムコンセルトヘボーが演奏したSPの復刻版があるんだけど、何しろ戦時下での演奏で切羽詰まる物がある。 CDで買えるんだけど音質も大分良くなってるんで、聞いてみてください。

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同じ曲でも時代で解釈とその表現が異なります。ですから、どちらが優れているという事ではないです。 最近の方が演奏家間の影響を受けやすい傾向がありますので、昔の方が演奏家間での差異が多かったと思います。

1940年代と言えども、ステレオ録音じゃ無いかと疑わしい質の良い録音も残されていますし、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との演奏で名演奏を今でも聴かせてくれるくれています。 もちろん、ウィレム・メンゲルベルクやハンス・クナッパーシュブッシュの指揮する演奏などは聴き物です。 オケの能力は昔と今では基本的に変わってい無いと思われますが、指揮者の能力が今の指揮者に比べて昔の指揮者の方が圧倒的な実力と個性が有った事は明白でしょう。 一昔前のブルーノ・ワルターやレナード・バーンスタイン、セルジュ・チェリビダッケ、シャルル・ミュンシュ・ピエール・モントゥー、ジョージ・セル、カール・ベーム等々数えきれ無い大指揮者が活躍していました。 だから今のサイモン・ラットルなどが、小物感しか感じ無いんです。オーケストラも、その様な指揮者にあの解釈によって指揮されると鈍刀に成ると言う事です。

チェリビダッケやベームの時代と40年代の違いが知りたかったのです。 また個々の演奏者の実力や個性表現の違いです。 現代と70年代の比較は言われる通り耳にした覚えがあります。

古い録音は、物理的に周波数レンジも狭く、SP盤はノイズまみれです。 私は、最新のハイレゾのダウンロード・データやSACD、通常のCD、ステレオのLPレコード、モノラルのLPレコード、電気録音のSP盤、らっぱ録音のSP盤まで、新しいものから古いものまで、クラシック音楽ならまんべんなく聴きます。 そして、100年以上の音楽録音パッケージを考えたとき、クラシック音楽が一番輝いていたのは、1955年を中心として±25年の50年間、すなわち1930年から1980年くらいまでで、1930年以前と1980年以後は、「たいやき」で言えば頭と尻尾、一番おいしいあんこがいっぱい詰まったところが1955年を中心として±25年の50年間だと思っています。 1930年以前のものは録音が貧しすぎて、オーケストラなどの大編成のものが充分に記録されていませんし、1980年以後は、往年の大家と呼ばれるクラシックの演奏家が居なくなってしまいます。 演奏スタイルが現代と1940年代では大きく違いますし、第二次大戦があったことで、この時代の演奏にもそれが色濃く現れていると思います。平和な時代の演奏とは違ってある意味、凄さがあります。 1940年代の録音で、新しい録音のものしか聴かない人に何か1つだけ聴いて欲しいCDを挙げるならば、ベートーヴェン ピアノ協奏曲 第5番 アルトゥール・ローター(指揮)ベルリン放送管弦楽団(1945年1月 ステレオ録音)です。テープ録音なので、音質はかなり良いです。 この演奏は、演奏する方も聴き手も、ある意味、命がけだったかも知れません。遠くから高射砲の音が聴こえて、外では戦争をしている中での演奏会でのライヴ録音です。 http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/45-16e1.html 高射砲の音が聴こえるのでタモリ倶楽部でも紹介されましたが、演奏そのものも鬼気迫る緊張感が感じられ素晴らしいものですし、ベルリン陥落のわずか3ヶ月前の貴重な記録です。さらに、技術的にも磁気録音による最初のステレオ録音であるという点でも、後の世に残すべきものだと思います。

オペラ歌手については、現代よりも1940年代~50年代の方が良い歌手が多かった。特に、ワーグナーやヴェルディの重厚な歌を歌える人は現代には少ない。レッジェーロやリリックな歌を歌える歌手は多く居ますけど。 オーケストラや指揮者にしても、今の演奏は、曲を2~3日で仕上げますし、指揮者が納得するまで残業して練習する、なんて事はしません。 昔だと、大家のような指揮者が納得するまで充分に練習し仕上げる時間がありました。今、こんな事をやろうとすれば、オーケストラの団員組合から非難されて、やることは出来ません。だから昔の演奏のほうが指揮者の個性や意向が反映されやすいものだとは言えます。

どうでしょうねぇ・・・・・ ステレオでもなく(モノラル)、狭い周波数帯域、針音など盛大なノイズ・・・・ それではまともな音楽鑑賞は困難と思われるのですが、そのような障害の中から這う這うの体で聞こえてくる音楽に一種のノスタルジーを感じるのでしょうか。 やっと聞こえてくる音楽は、盛大なマスキング効果(?)により、逆に心を揺さぶられるのかもしれません。 実は私もそのような感覚で一種の感動を覚えることはなきにしもあらず。 70年代だと特に違和感は感じませんけどね。