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第四次中東戦争では、アラブ諸国が石油の輸出を停止したのに、なぜイスラエルが勝利出来たのですか?他に石油を輸出してくれる国があったんですか?それとも、石油は戦争でそんなに重要ではなかったんですか?

世界史 | 国際情勢22閲覧

回答(3件)

当時イスラエルに石油を供給していたのは親米反共国家パフレヴィー朝イラン帝国で 第四次中東戦争でイスラエルが反撃しエジプトとシリアが負けそうになり、OAPECが主導し石油価格値上げと西側諸国に対する石油禁輸措置を決定した時 イランは(自国の利益になるため)値上げには賛成したが 禁輸措置には参加しなかった

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問題としたいのはどういう点でしょうかね? 「第4次中東戦争」自体は、それまで不敗とも言えたイスラエル軍が緒戦でエジプト軍にかなりやられたし、ゴラン高原でも大変な激戦がありましたが、それでも期間にすれば「戦闘はたった17日間」程度だし、エジプト・イスラエルの停戦合意まで伸ばしても36日間くらいしかありません。 このくらいの国家備蓄が、臨戦態勢下の国に無い筈がありませんよね。 もちろん、OAPECによる石油戦略の発動は世界的規模での影響があった訳ですが、コイツと正面切って対立する立場にあるのは「メジャーズ」、国際石油資本であって、その元締めとも言える「アメリカ」がそう簡単に後退する訳ではありません。 つまりは、イスラエルだけの問題では有り得なかった訳です。 「世界」はそんなに単純な訳でもありません。 もっと単純な構造だったとはいえ、20年前に「日本」が陥った窮地を、世界が知らない筈はありませんからね。

石油輸出を停止したのは、イスラエルに味方しそうな欧米や日本などの西側諸国に対してですが、イスラエルはそれ以前から戦争に必要な原油は確保していたからでしょう。