ご心配の事と思います。 強迫性障害の可能性も考えられますが・・・ 外出時にもよく発症するようでしたら強迫性障害と同時に空間(広場)恐怖症を発症している可能性も考えられます。 参考までに・・ 空間恐怖症の特長として・・・ 人の視線が気になると同時に人からどう思われているかが気になる為、そのような状況になった時点で不安・恐怖心が付きまといます。 発症しやすい場面として・・あくまでも代表的な例ですが・・ ・外出前及び外出時 ・近くに知らない人又は多くの人がいる状況 ・自由に出入りできない静かな空間 ・電車・バス等の公共交通機関内 ・初めて行く場所 ・普段と異なる行動 ・・・等があります。 ★一般的な治療方法として・・空間恐怖症・強迫性障害いずれも治療法は同じになります。 1.SSRI ・抗不安薬の一種です。 ・安心や鎮静の情報を神経に伝える脳内物質「セロトニン」の濃度を高めることで不安や緊張・恐怖を抑制します。 2.抗不安薬 ・脳神経に作用し不安や緊張・恐怖を抑制します。 ・即効性がある為、一時的な不安の除去を必要とする時に使用します。 ＊対応病院・・・・心療内科・精神科になります。 効果は人様々ですので一概には言えませんが・・ 一般的にSSRIは日常的に服用する事で徐々に症状を改善していきます。 逆に抗不安薬は即効性がありますので・・発症しそうな場合又は外出等の約1時間前に服用されると効果的です。 その為、一般的に2種類の薬がよく処方されます。 強迫性障害・空間恐怖症いずれも放置しておいた場合、症状が更に悪化して今後の社会生活(受験・進学・就職等)に支障が出る場合もあります。 その為、この疾患で苦労されておられる方はかなりおられます。 但し、治療開始が早ければ早いほど早期回復が期待できます。 ちなみに一般的に完全予約制ですので事前予約が必要になります。 初診まで約1～2ヶ月待ちの病院も普通にありますので早めに予約される事をお薦めします。 又、18歳未満の一人での受診の場合、薬が処方されませんので受診を拒否される可能性があります。 その為、初診だけでも親御さんと受診された方が良いと思います。 ちなみに上記薬剤ほどの効果は期待できませんが・・・ 不安・緊張・恐怖予防の市販薬もありますので参考までに・・・・ ＊ウット ・ブロモバレリル尿素・・・・・・・・・鎮静作用 ・アリルイソプロピルアセチル尿素・・・鎮静作用 ・塩酸ジフェンヒドラミン・・・・・・・鎮静作用 ・・・配合の不安・緊張・恐怖の改善予防の市販薬になります。 取り急ぎ上記市販薬もありますが・・・ 日常生活に支障が出ているようでしたら念の為受診されてみては如何でしょう。 長々と書きましたが何某かの参考になれば幸いです。 一刻も早く改善されますようお祈り致しております。 お大事になさって下さい。