固相から気相への転移において、転移エンタルピーΔHは正です。これは気体の方が固体よりも高いエネルギー状態にあるためです。 体積変化ΔVは正になります。気体の方が固体よりも大きな体積を占めるためです。 与えられた条件は以下の通りです。 ・初期状態: 圧力1atm、温度20K ・過程1: 定圧で温度を160Kまで上げる ・過程2: 等温で圧力を5atmまで上げる ・過程3: その圧力で温度を20Kまで下げる この過程において、相転移が起こる可能性のある温度や圧力は以下の通りです。 ・固体から液体への相転移(融解)は、与えられた温度範囲内で起こり得ます。 ・液体から気体への相転移(蒸発)は、与えられた温度範囲内で起こり得ます。 ・気体から液体への相転移(凝縮)は、与えられた圧力範囲内で起こり得ます。 ・液体から固体への相転移(凝固)は、与えられた温度範囲内で起こり得ます。 具体的な相転移の起こる温度や圧力は、物質の種類によって異なります。