一般的なバッテリー交換方法では、バッテリーを外した時に車が停電しないように仮設の電源機器を接続して、車に給電した状態でバッテリー交換をします。 給電方法によっては、車のコンピューターやカーナビなどに、最低限の電力供給しかできないものもあり、電力供給能力に余裕がない場合があります。 その状態でドアを開けると、例えばアキュムレータ用のモーターなどが動くと大きな電力が使われ、仮設の電源機器では電力供給が不足し、電圧が極端に下がる可能性があります。 電力供給が不安定になると、車のコンピューターが記録している学習内容やカーナビの各種設定などが消えたり、不具合を起こす可能性があります。 そのためバッテリー交換の作業中は、ドアを開けたり施錠開錠などの操作をやってはいけません。 ドアを閉めた上で、自動ドアロック機能（車種による）が作動することもないように、あらかじめ施錠した状態でバッテリー交換作業を行う必要があります。 車種によっては、エンジン停止直後は何らかの動作をしていることもありますので、エンジン停止から５分以上経過してからバッテリー交換を行うほうが無難です。