創作物で、生まれつき人外や異能者でありながらそれを知らずに普通の社会で生きてきたキャラクターと言えば誰がいますか? 意外と特撮の主役では珍しそうです。 ☆☆☆☆☆
創作物で、生まれつき人外や異能者でありながらそれを知らずに普通の社会で生きてきたキャラクターと言えば誰がいますか? 意外と特撮の主役では珍しそうです。 ☆☆☆☆☆ 五星戦隊ダイレンジャー、それは大自然の力である気力を操り強力な拳法を繰り出す運命の戦士達。 古代のダオス文明に生きる部族の1つであったダイ族の力と使命を引き継ぎ、邪悪なサイキックパワーである妖力によって世界征服を企むゴーマ族に立ち向かいます。 その中でも炎と雷の気力の持ち主であり赤龍拳の使い手であるリュウレンジャー/天火星・亮は明確にダイ族の血を受け継ぐ青年であり、世界一の餃子職人と言う夢を持っています。 彼は自分に特別な血筋や才能がある事を知らず、何らかの特別な組織にも属さずに横浜中華街で普通に生きていましたがゴーマ族の侵略で人生が一変。 道師を名乗り東京駅地下に拠点を構える謎多き男・嘉挧に導かれて、共に戦う4人の仲間や力を貸してくれる赤い鋼の龍・龍星王と出会い、そして敵とも出会います。 ヨーヨーで遊ぶ学童服の少年に化けて長瀞剛さんの「巡恋歌」を歌いながら子ども達をさらう紐拳の使い手・紐男爵。 気力と妖力の両方を操りダイレンジャーを圧倒する仮面と甲冑の男・鉄面臂張遼。 神風大将、墓石社長、電話先生の3人で構成されるゴーマ族の落ちこぼれ怪人ユニット・ゴーマ3ちゃんズ。 ゴーマ族以外にも、厄介な敵が現れます。 上品な青年紳士でありながら兇悪な暗殺拳法を駆使して名のある拳法家達を殺め続ける拳法使いの殺人鬼・的場陣。 そして争う者は善であろうが悪であろうがことごとく破壊する宇宙の意志の代行者・大神龍………。 戦いの果てに亮は何を失い、何を得たのでしょうか? 時は流れ、宇宙帝国ザンギャックとのレジェンド大戦で力を失った亮は、それでも普通の人間として海賊戦隊ゴーカイジャーの時代に自分ができる事を続けていました。 それは生涯を掛けて自分の餃子をより良くして行き、人々を幸せにしていつか世界一の餃子にする夢です。 力を失っても正義の心に変わりはなく、リストラされて貯金もなくなり自ら命を絶とうとしていた男性を見た時は、無償で餃子を食べさせて励ましてくれました。 そしてゴーカイシルバー/伊狩鎧が変身アイテムを敵に飲み込まれてしまった時は、変身できなくなっても人々を幸せにする為に生きる正義の心を説いてボロボロになりながら奪還に協力してくれました。 「転身できなくなった俺は世界を救う事はできないかも知れない………だが、目の前の敵を見逃すほど俺は歳は取っちゃいないぜ!」