う~ん。
上手く『聞こえる』であって、上手い訳ではないんですよねそれ。
ハードロック系で活躍した誰だったかは、いわゆる『枯れた声』で、歌手志望で地方から東京出てきたけどレコード会社の人に「その声じゃ売れない」と言われ、ショックを受けながらも諦めずに歌手活動してロックで大成した人がいたはず。
この人も確かにレコ社の人に売れないって言われた理由は上手く聞こえない、大勢受けしないって思われたからなんだろうけど、結局歌自体はちゃんと上手かったから成功した訳で。
逆に、イケボだと耳障りがいいから歌が下手でも聞けちゃうってのは確かにある。あるけどやっぱり『歌が上手い訳じゃない』。
分かりやすい例えをするなら、
早くてパワーがあって高い車に乗っている人は運転も上手く見えて、中古の安い車乗ってる人は運転も上手いとは思えない。みたいな。
でも、そんな事は無いってのは誰でも解る事。
むしろ、運転技術のわかる人が見たら『あいつ、高い車乗ってるのに下手くそだな。車が可哀そうだ』みたいになってしまうかも。
ですので、声楽とまで行かなくてもちゃんと音楽歌唱が理解できている人(勉強したとかでなくて、単純に音感がいいとかリズム感がいい音楽センスのある人)が聞けば、『声はいいのにもったいない』という事になるのではないでしょうか?
他の回答者さんも上げていましたが、Adoさんなどはかなりわかりやすい例ではないでしょうか?今でこそ押しも押されもしない一流歌手ですが、たしかご自身のコメントで、自身の声が好きではなかった、みたいな事をおっしゃられていた事があったような(※ちょっとうろ覚えですが)。
声優の金田朋子さんはかなりキンキンの特徴的な声で、偶にテレビに出ると母などは「ナニこのキンキン声!?」と驚くほどですが、歌はうまいですよ。演技のキンキン声を聞いてると普通に驚くほどにw
ここまでいってなんですが、
質問者さんの言うように、結局一般人(歌唱/音楽知識等特に無い人)的には『上手く/下手に聞こえる』が重要な訳で、そういう意味では質問者さんのいう「結局声質が大事」は当てはまるかもしれません。
それでも『歌』そのものが声質だけで大きく左右する、というほどでは決してない、と思います。