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古文で「なされにけり」を品詞分解の問題を解いていて、動詞部分の回答は「なす」でした。動詞部分を、「なさる」または「なされる」にしてはいけないのでしょうか。理由を詳細にお願いいたします。

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回答(1件)

してはいけない理由は、それは動詞単体ではないからです。 なす、おそらく「成す」や「為す」あたりだと思われますが、これらはサ行四段活用です。ですので、終止形は「なす」となります。 蛇足ですが、ある文章を品詞分解したうえで構成する品詞を答える際は、品詞単体で答えるため、活用形の終止形で答えるのが一般的とされています。 さて、理由を詳細にということでしたので、質問者様の御回答にもお答えしましょう。質問者様の仰る「なさる」は、サ行四段活用の動詞「なす」の未然形に自発・受身・尊敬・可能の助動詞「る」が接続した形です。無理やり意味をつけるなら、「〜をされる(受身)」や、「〜をおやりになる(尊敬)」等となります。 つまり、これはまだ品詞分解が可能であり、したがって品詞分解が不完全である、ということが指摘できます。

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