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ロシアはウクライナに対して核弾頭搭載可能なミサイルを撃ち込んでいます。

回答(3件)

核爆発はまず起きませんし、宇宙空間なら全く被害は出ない。大気圏なら5キロくらいのプルトニウムが拡散して広がりますが、核爆発に比べたら遥かに小さな被害です。 ■核爆発は高度な起爆装置が作動しないと爆発しない そもそも核爆発ってどうやって起こすのか?長崎に落とされた原子爆弾の中にはこのような起爆装置が入っていた。 https://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kid/nuclear/fatman.htm プルトニウムの周りに火薬を配置し、一斉に爆発させてプルトニウムを圧縮して核分裂を起こす。これを「爆縮」といい、この現象が起きて初めて「核爆発」が起きる。 だからこの起爆装置のどこかをぶっ壊せば核爆発は起きない。仮に火薬の一部が爆発しても一部では圧縮が起きずにプルトニウムが飛び散るだけ。 現在の核ミサイルにも小型化された爆縮装置が入っており、この「起爆装置が正確に作動して初めて核爆発が起きる」だから迎撃ミサイルをぶつけて起爆装置を破壊、あるいは損傷させてしまえば核爆発は起きません。 まして迎撃して誘爆するなんてことはほぼありません。 ■迎撃は宇宙空間や大気圏上層が多い また迎撃ミサイルが迎撃するポイントも非常に高い。例えば日本も保有するイージス艦が搭載するSM-3。これの弾頭はKWというまるで「衛星」ような弾頭です。 https://weapons-school.mods.jp/sm-3.htm 衛星と同じように宇宙空間で弾道ミサイルを撃ち落とします。具体的にはこのKW弾頭が直接、ミサイルにぶつかって、その運動エネルギーで破壊する。 エネルギーは「大型軍用車が超音速でぶつかるくらい」と言われますので直撃すれば核弾頭も木っ端みじんです。 また仮に核弾頭を破壊してプルトニウムが飛び散ったとしても大気圏突入時に燃え尽きてしまうので地上に全く被害は出ない。 迎撃に失敗し、大気圏内で迎撃する場合もPAC-3の迎撃高度は20キロ以上、つまり二万メートル以上。旅客機が飛ぶ高度の二倍くらいです。 なので仮に核弾頭が破壊されプルトニウムが飛び散ったとしてもかなり上空の風に流されて拡散する。 ■プルトニウムは一発当たり米袋一つくらいの球体? ではプルトニウムはどのくらい核弾頭に入っているのか?だいたい4キロくらいと言われています。スーパーで売っている米袋一つ分くらい。 http://kakujoho.net/us/pu4kg.html もちろん核弾頭に使われているプルトニウムは「ピット」と球体で塊のまま防護服無しで触ると数日で死亡する危険なモノです。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%83%E3%83%88_(%E6%A0%B8%E5%85%B5%E5%99%A8) しかし高度2万メートルで「木っ端みじん」になって拡散したのなら範囲は広いですが一か所あたりは死亡するほどの汚染にはならない。外に出ず屋内退避していれば短時間で死亡することはないでしょう。 逆に「中途半端に破壊されて塊で落ちてきた」のなら落下地点から速やかに退避し決して落下物に近づかないことが肝要でしょう。 大気圏内での迎撃では全く被害が出さないのは難しく、放射能汚染やプルトニウムに触れて最悪、数十人くらいの死亡者が出るかもしれませんが、都市で核爆発が起きる被害に比べたら遥かに少ない被害です。

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自国領土からある程度離れれば起爆が解除されるので、それ以降なら迎撃による核爆発も想定しているかもしれません。火災や搭載している航空機が墜落したことが過去にあったそうですがもちろん核爆発は起きていません。核物質による汚染はあると思います。

核爆発を起こす為の反応のタイミングはかなりタイトな為迎撃を受けて破壊されたら起爆しないと言われています、まぁ当然そのまま核物質が落ちてくるのである程度汚染されますよ、でもそれでもちゃんと起爆した核弾頭に根こそぎ周囲を破壊されないならマシだと言う事です