回答(1件)
輪中というのは、堤防で囲われた構造を言います。その輪中が集中して建設されている地域が輪中地帯です。 輪中は、洪水時に宅地や農地が水没しないために築かれます。では、そういうところはどういう場所かというと、標高が低く、大きな川(もしくは海)に囲まれている地域です。このような条件があるので輪中がたくさんある地域が輪中地帯です。 具体的に言えば、輪中は濃尾平野の木曽川が、長良川、揖斐川が並んで海に流れ込む地域にたくさん建設されています。三つの川が入り組んで流れているために、農地や宅地は島のように川に囲まれた中州のなかに作られています。川に面した部分に堤防を作ると自然に周囲を囲むような形になるので輪中がたくさんできたということです。
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