大日本帝国憲法は欠陥憲法だという人がいますけど、明治維新・東京奠都から僅か20年後にアジア初の近代憲法作れたのは凄いし、(欧米以外で近代憲法を作ったのはオスマン帝国だけで、 そのオスマン帝国ですら僅か数年で憲法停止に追い込まれたことを考えるとすごいと思う。)その後政党と内閣で対立があったけど日清戦争日露戦争に無事勝利し、尚且つ第一次世界大戦後には国際連盟の常任理事国としてのメンバーになることができたから欠陥憲法というのは違うと思いますが。事実ロシアや中国も憲法を制定しましたけど、ロシアにしたっては約10年後に革命が起きて崩壊したし、中国も僅か数年で辛亥革命が起きたことを考えると、日本はうまくやってきた筈です。 人権がないと言われてますが、「法律の範囲内」という制約がついてたもののある程度認められたし、大正末期から治安維持法などの悪法ができたけど、あれは憲法が悪いのではなく、その当時の内閣(特に田中義一)が悪いわけですから、悪い解釈をしなければなんとかできたはずです。 それに人権人権と言ってますけど、それならアメリカだって排日移民法を作って日本人のみならず南欧や植民地系の人々の人権を奪っただけでなく、第一次世界大戦後の講和会議で日本が人種差別撤廃を明記すべきだといいながらアメリカやイギリスなどの帝国主義の怪獣はそれを揉み潰したじゃないですか？ 大正末期からですが当時は普通選挙(男だけですが)も実現していたし二大政党制でしたから、総理大臣も党人。社会主義や共産主義だって大人気でしたし、貧しい国民でも円本で読書したり教養はあったはずです。治安維持法なんて海外でもありましたし。(まぁ日本に関しては悪い意味で悪用されましたけど。)