おっしゃる現象は、たぶん、耳鳴り、幻聴、といわれるものでしょう。 誰でも聞こえるか、と言えば、聞こえないという人もいるので、個人差があるようです。 なぜそういう現象があるか、起きるか、の説明は、探しても見つからないですが、音が聞こえる、という機構を考えると、耳の鼓膜が受けた振動を、三半規管のなかの、カタツムリ管が受けて、中身のリンパ液が振動し、リンパ液で包まれた周波数特性を持った多数の小枝を揺らし、それらにつながる聴神経が脳の聴覚野へ信号を伝え、高い音、低い音、というものを知覚する。 幻聴が聞こえる人は、耳からくるはずの信号外に、脳内のどこかでかってに信号を発して、聴覚野を刺激し、聴覚野の受ける場所によって、ジー、シー、シャー、などいろいろな音が聞こえる、ということを起こしていると思います。 かくいう私も、幼少時から、そういう音が聞こえていて、誰でもこんなものだと思っていましたが、そういう話をすると、へー、お前ってそうなの？と珍しがられたり、からかわれたりして、あまりいい思い出はないのですが、同病者がおられると思って、書いてみました。 なお、音が聞こえる機構については、おおざっぱに書いたので、詳しくはお調べになってください。