この2〜3年の間に生活苦を訴える人が増えた主な原因は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行による経済への深刻な影響だと考えられます。 ・コロナ禍で多くの企業が業績不振に陥り、従業員の解雇や給与カットを余儀なくされました。所得が減少した世帯が増えたことで、生活に困窮する人が増加しました。 ・外出自粛要請などの影響で、飲食業や観光業、運輸業など対面サービス業が大打撃を受けました。これらの業界で働く人々の収入が減少し、生活が苦しくなりました。 ・また、ウクライナ情勢の影響で原油や穀物価格が高騰し、日本でも食料品や光熱費の値上がりが生活を圧迫する要因となっています。 このように、コロナ禍による経済的打撃と物価高騰が重なり、国民の生活が一気に苦しくなったことが、生活苦を訴える人が増えた大きな理由だと考えられます。