こんばんは 2度ありました。 1度目は、1868年12月、明治政府は津島藩を通して王政復古と新政府成立を通告する外交文書を朝鮮に送っています。 大院君政権は従来どおり応接機関である東萊府で応対したが、文書の中に天皇の「皇」や「勅」の文字があったので、これらの文字は清の皇帝が用いるもので書契の格式に違反するとして受け取りを拒否しました。 朝鮮が清を宗主国としているためでした。 2度目は、1875年、日本は再び国書を送り開国を求めました。 その交渉では国書の文字だけでなく、交渉に当たって日本側は洋服着用を主張したのに対し朝鮮側はそれを拒否し、話がまとまりませんでした。 この2度目の交渉失敗で、明治政府内に武力示威行動による威嚇もやむなしという意見に傾き、江華島事件が起きたのです。