>第一話で、いずみと玲央がチャンポンを食べるために訪れたお店は
銀座食堂ではなく・・・
そうですね。その通りだと思います。
玲央は「うまい!」を連発しますが、いづみは「普通。」だと言っています。
もし銀座食堂が続いていてとしたら、あんなに無感情に「普通。」とは
言わないはずです。
>・・・端島のチャンポンがオーバーラップしただけで、別の中華料理店
ですよね?
二人とも食べ始める前ですが、いづみが玲央の顔を見ている時に、一瞬だけ
端島のチャンポンが画面いっぱいに映し出され、トングできくらげを入れる
様子が捉えられています。2秒もないカットです。
これ、分かりにくいんですよね。意図的に分りにくくしているのか、
成り行きでそうなったかは不明ですが、僕は最初、テーブルに運ばれてきた
チャンポンがクローズ・アップされたものかと思いました。だとすれば・・・
きくらげを入れる手が、玲央の手の動きともいづみの手の動きとも(編集上)
つながりが悪いので、違和感がありました。
なるほど銀座食堂のチャンポンを、いづみが思い出した(回想)のだと
知れば納得できますが、回想には見えないです。
で、質問者さんの仰るように、端島の銀座食堂のチャンポンが映し出された
だけで、店自体は端島とは何の関係もないと考えるのが妥当です。
因みにですが『オーバーラップ』はちょっと違います。一瞬。切り込む様な
感じで短いカットを挿入することを『カット・イン』と言います。広義的には
インサート・カットになります。
それと、インサートされた銀座食堂のチャンポンの映像は、最初の銀座食堂の
シーンで、朝子がチャンポンを客に運ぶ前にきくらげを入れるショットを
大映しにしていますが、長崎の店でインサートされた映像と同一のものです。
寸分の狂いもありません。つまりちょっと明るさを変えて、使い回している
だけです。従って、いづみの回想は朝子の記憶なので、いづみ=朝子という
ことになります。
>いずみが朝子だとしたら、なんで実家のお店を継いでいるであろう竹男の
お店に行かなかったのかなと、ちょっと疑問でした…
お寿司屋さんになってるから?!
現実には朝子の弟(竹男)のモデルとなった方が、長崎で寿司屋を続けて
いるようですが、『海に眠るダイヤモンド』は飽く迄もフィクションなので、
ドラマの構成上、必要のない部分は切り捨てます。
この玲央といづみのシーン、竹男の店で姉弟の感動の再会があって、玲央に
竹男を紹介しますか? まだこの時点では、1955年の端島のシーンは
一度もありません。後に銀座食堂の家族構成が分った時点で、いづみの正体は
モロバレしませんか? なので竹男の店に入っても、いづみとの関係は
描けません。朝子、百合子、リナのうち、弟がいるのは朝子だけなので。
>やっぱりいずみは百合子? 実は両手利きのリナ??
皆さんはどうおもいますか?
これを考えるのはやめました。思わせぶりな匂わせが多過ぎて、少々姑息な
演出であると言う感じさえあります。もちろんSNSを意識した演出なので
しょうが、ドラマの本筋にはいづみが誰であっても関係ない(影響ない)
ように思います。
新井順子プロデューサーの発言についての記事を読むと、いづみの正体が
分った時にスタッフが「ええっ!」てなったそうなので、並の人間の想像は
遥かに超えているんじゃないかと思います。
三人の誰でもないかも知れませんし・・・
えっと、リナって両利きなんですか??