哲学を長く勉強されている方、教えてください。 「人生のシナリオは全て最初から決まっている」 ということは証明できることでしょうか? 例えば、

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お礼日時:11/17 10:19

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哲学的に見ると、「人生のシナリオは全て最初から決まっている」という命題を完全に証明することは困難です。 観察の限界: 私たちは自分の人生を客観的に観察することができないでしょう。 因果関係の複雑さ: 人生の出来事は無数の要因が絡み合って生じるため、全ての因果関係を追跡することは不可能です。 量子力学の不確定性: 現代物理学では、微視的な世界に不確定性が存在することが知られています。これが巨視的な世界にどう影響するかは議論の余地があります。 意識と自由意志の問題: 意識や自由意志の本質については、まだ完全には解明されていません。 このように「人生のシナリオは全て最初から決まっている」という命題を完全に証明することは現時点では不可能です。しかし、この考え方は私たちの人生観や行動に大きな影響を与える可能性があります。 結局のところ、人生をどのように捉えるかは個人の哲学的な立場や信念に大きく依存します。重要なのは、自分の考え方が自分の人生にどのような影響を与えるかを意識してより充実した人生を送るための視点を持つことでしょうか。

自由意志はあるのか無いのか問題ですけど。 何か物事を決定するときに、無意識が選んでそれをするかしないかは意識が決めるらしいので、選び取ってるのは私たちが関与できない無意識なので、私たちが決められる事ではないらしいですね。

僭越ながら。 「人生のシナリオはすべて最初から決まっている」という命題について少し書かせていただきます。 神様が「人生のシナリオすべてを決めたか」という問いがここで立ち現れます。 神様は人生のシナリオすべてを決めていない、と私は考えます。 そういった創造主がすべてを決めていた、とする考えには否定的であります。 創造主というものは存在していなかったと私は考えます。 つまるところ、人生のシナリオは神が作ったわけではないが、すべての事象は決まっています。

それは 「決定論」 ないし 「運命決定論」 という考え方ですが、それが証明、実証されたことは現代に至るまでありません。 神、絶対者、創造者、全能神などいろいろな言い方がありますが、その定義は人によって、あるいは宗教によってもまちまちであり、そうであるからこそ 「政教分離」 という考え方が日本の社会にも定着し、日本国憲法にも明記されるようになったのです。 たとえば、 「運命決定論」 の実在が実証できるのであれば、殺人のような凶悪犯罪が起きても、それを神や、運命のせい、神意や天意のせいにもできるはずですが、そうは決してならず、裁判官と検事、弁護士、時には一般人である 「裁判員」 も交えて、裁判が行われ、有罪、あるいは無罪が決まるのです。 運命論、決定論であれば、自由民主党の安倍晋三・元首相が、旧・統一教会を憎む山上達也被告に射殺されたのも、 「運命だった」 と片付けされますが、それを法的に立証することはできず、裁判が行われるわけです。 運命論、決定論であれば、旧・安部派の国会議員が、今回の衆議院選挙でたくさん議席を失ったのも、運命だった、神の意志だった、ということになりますが、そう断言することはできません。 仮に運命が決定しているものだとしても、自分、あるいは他人の運命を完璧、正確に予測、予想、予言できる人はいないのです。その場合、結局、運命は決定していないのと同じことになるのです。特に憲法や法律ではそうなっています。 過去の日本には、邪馬台国の 「卑弥呼」 のような巫女、安倍晴明のような 「陰陽師」 が政治や行政を左右していた時代もありましたが、現代日本ではそれらは 「迷信」 として否定され、民間の個人が信じるのは自由ですが、法律的にそれを他人に強制することはできないのです。政治的に敗北したのです。政治的な説得力を失ったのです。旧・統一教会との関係が深かった旧・安部派がこないだの衆議院選挙で負けたのもそうです。 もともと日本の天皇、皇室などは、天意、天命、運命を判断するのが役目だったわけですが、今はそれも否定されて、国民統合の政治的象徴としての 「象徴天皇制」 となっているのです。

人生のシナリオはまったく白紙からのスタートになります。 したがって自己のシナリオを選択するまでの期間に、どれだけ自己探しや社会洞察を行ったかで、人生の成功の度合いが決定されます。 その選択肢を当該の選択時に、慌てふためかずに冷静に対処すれば良いだけです。