OpusがMIDIデータを受信できていない状態ですね。 音は出ているので音声のルーティングには問題がないはずです。原因としては以下の２つが考えられますが、おそらく１番だと思います。 1.Opusにはデータが流れているが、インストゥルメンタル・ラックがMIDIデータを受信できない 2.OpusにMIDIデータが流れていない。 1.インストゥルメンタル・ラックのMIDI受信チャンネル設定 https://media.soundsonline.com/manuals/EW-Hollywood-Orchestra-Opus-Edition-User-Manual.pdf こちらのマニュアルを元に説明します。（画像も添付しました） マニュアル52ページのインストゥルメンタル・ラックでMIDIの受信チャンネルと音声出力先を設定できます。この受信チャンネルがOMNIになっているか確認してください。どうかすると勝手にチャンネルがアサインされてまうことがあります。自分がOpusを使っていて音が出ない場合はたいがいこれが原因です。この欄には何も表記がなく、ここで受信チャンネルを設定することが画面を見ただけはわかりません。罠だと思います。 この画面でボリューム、ソロ、ミュート、PANの設定ができるのも罠です。ふとしたきっかけでソロやミュートをクリックしてしまい音が出なくなるトラブルもたまにあります。 なので、Opusの音が出ないときはまずこの画面を確認してください。 2.OpusにMIDIデータが流れていない ・DAWとOpusの接続を確認してください。 ・Playback/Recなど、DAW側の操作が必要な場合はそれに従ってください。 ※オマケ：Opusの使いこなし Opusは重いプラグインなのでパソコンの能力が足りないと感じるかもしれません。その場合、パソコンの買い換えをするよりもまずはVEP（Vienna Ensemble Pro）の利用を検討してください。VEPはプラグイン音源とDAWを切り離してコントロールすることができるアプリです。（これからブラックフライデーで安くなります） Opusのサウンドは良く言えばシックな色合いで、悪くいうとやや地味です。イコライザーで3kHzあたりから上を2～4dB上げると華やかな雰囲気になります。 Opusは現在売られているオーケストラ音源の中ではかなり音域が広いほうですが、トランペットなどでさらに高音域が欲しいときがあります。そういうときは、トランスポーズではなくチューニングの基準音を変更することで対応します。 Opusはパーカッションが少し不足しているので、自分はQLSO（Symphonic Orchestra）を併用しています。QLSOはOpusから直接読み出せるのでシームレスに使えます。 最近出た民族楽器系のFantasyシリーズもOpusで使えます。民族楽器はいろいろなプラグインがありますが、後発ということもあって満を持して出してきた感じです。Fantasyパーカッションは非常に良いと思います。