原作の大ファンです。
今回のドラマに関しては手塚プロダクションはOKサインは出したとのことでした。
高橋一生のブラックジャックと永尾柚乃のピノコがあまりにもハマり過ぎていたと思います。
シンプルにこれは期待以上でした。
元ジャニーズ等にならなくて本当に良かったなとは思います。
ただし、キリコといった作品に深みを持たせるキャラクターが性別や職業が変わっていたのは・・・残念でした。原作を超えていれば問題なかったのですが、改悪になってしまっていたと思います。
違和感を感じさせないほどの演技をしてくれれば良かったのですが、2人や患者役の松本まりかに比べると石橋静河はレベルの低いコスプレイヤーにしか見えませんでした。
キリコの人物像にも不満ですね。自殺推進者ではありませんので・・・生命倫理観や医療に対する考え方も薄いと思ってしまいました。
琵琶丸は・・・私の中ではまだ許容範囲でした。
次回作は希望しています。
しかし、どうせならば今回のキリコは本当のキリコの妹ということにして、次回作はキリコのイメージに近い人に本物のキリコ役をやらせる・・という展開にして欲しいなあ・・・とは思っています。
他にもブラックジャックが「神になりたい」と言いだしたり・・・
この台詞は特に気になりました。本来のブラックジャックはむしろこういうことを嫌いますので・・・・原作ファンならば気になった台詞ナンバーワンだと思います。
これは違うよね・・と思うことが多々あったのも気になります。
本当にブラックジャックを読んだ人が作ったのか?とは思ってしまいました。
手塚プロダクションもあまりにも妥協し過ぎではと感じてしまいました。
生命というものをどのように考えるのか・・・医療というものをどのように考えるのか・・・がテーマだと思いますので、この根底は崩して欲しくなかったと思います。
主役2人が良すぎただけに・・・惜しい作品だと思います。