今後、この件は議論されるべきだと思います 男子110mハードル決勝でデボン・アレンが反応時間0.099秒で失格となりましたが 彼は2時間前に行われた準決勝でも0.101秒の抜群の反応をしてます これがこの日のアレン自身の 「研ぎ澄まされた」反応時間だと思います 世界の一流スプリンターの平均的な反応時間は0.14秒前後との事です 0.12なら超一流のスタートで 0.16なら遅いとされてます この統計を見せられると、医学的に0.1秒内で反応できないと言われても納得しますが アレンは実際に、一日に2度とも0.1秒で反応してます 音を聞いて反応したとしか説明がつきません 日本でも2020年と2021年に金井大旺選手が0.099で反応し失格となってます 恐らく、似た様な事例は各国でもあると思います 1000分の1秒でもゴールでは10センチの決定的な差を生みます 短距離でスタート反応は生命線ですし、当然にアスリートは鍛錬するはずです 一流のアスリートが日々鍛錬し繰り返しスタート練習を重ね 試合に照準を合わせ肉体と精神をピークに持って行けば、火事場の馬鹿力みたいに限界を超えた力を発揮する選手がでるのかも知れません 一般的な人体学ではなく、スタート反応に特化した一流アスリートが極限まで「研ぎ澄まされた」状態での反応時間の検証とか 色んなデータを集めての検証が必要だと思います そうでないと努力した結果が失格では報われません 何より、次から反応を遅らせてスタートするとか、そういう気持ちがなくとも無意識に遅れてスタートする事態になるかも知れません