実が小さくなるのは、生らせ過ぎで木が疲れているのだと思います。 黒い傷や蔕周りが変質するのは、カメムシやカイガラムシが侵入しているのではないかと思います。 少し剪定の適期を過ぎましたが、日当たりや通風が確保できるよう、枝の間引き剪定を行ないます。各枝先の切り詰め剪定ではありませんので、注意を。 花が咲いて蕾ができ、多いと感じたら、摘蕾を行ってください。 結実後、まだ多いようであれば、摘果を行ないます。葉10枚に1個位を目標にすると、大きい実が獲れるようです。 去年、樹齢２６年の柿の木は、剪定が不十分だったため、摘蕾、摘果で２００個ほど減らしましたが、それでも例年と変わりない甘く大きい実が３００個ほど獲れました。 かなり、減らしたつもりでしたが、多すぎました。今年の花芽は少ないと思います。 隔年結果を起こさないためにも、適当に枝先の切り詰め剪定をして、翌年の結果母枝を養成しておくことも必要な剪定方法です。 害虫防除としては、今の時期、幹の荒皮を削って、潜んでいる害虫を取り除いたり、イラガの繭を取ったり、その他農薬などで防 除しておくことも必要です。