涼しい部屋に安置します。そして、飼い主としての最後の仕事である、火葬をどうするかを決定します。
ペット葬儀社に頼むか、行政にお願いするかを決めて連絡し、火葬の日取りを決定します。ペット葬儀社に依頼すれば、お骨がかえってきますが、行政(保健所)にお願いすると火葬後、共同墓地に埋葬され、お骨は帰ってきません。費用は行政に依頼したほうが安いですが、指定の場所(火葬場所)に持ち込まなければなりません。
ペット葬儀社には土日でも連絡がとれると思いますが(会社によっては24時間受付)、保健所は土日は休業ですので、月曜日朝の連絡になります。地域によって持ち込みの指定日があるのかもしれませんので、担当者の指示をよく聞いて、それに従います。ペット葬儀社もすぐに来てくれるとは限りません。依頼後、2~3日待たされる可能性があります。
火葬日まで亡骸を安置する必要があります。保冷剤や氷枕、アイスノンを調達し、犬のお腹の下と上においてお腹周りをタオルでくるみ、亡骸が痛まないようにします。いまは冬ですので、暖房を切った北側の部屋で窓も開け、カーテンを閉めておけば、数日なら問題ないでしょう。虫よけにもなりますので、お線香を焚くことをオススメします。
硬直がとけてゆるんでくると、お尻から体液が流れてくる場合があります。できれば、ピンセットを使ってお尻のなかに丸めたティッシュを入れて、体液が流れ出ないようにしますが、抵抗がある場合、ティッシュ等をあてて、オムツを当ててあげるとよいかもしれません。
ご冥福をお祈りします。そして、飼い主として犬にしてあげられる最後の大事な仕事ですので、なかなか難しいことですが、どうか冷静をたもたれるよう、力を振り絞ってください。