んー、どっちにも似てないような。っていうかゴールドシップもオルフェーヴルも、ステイゴールドとは「気性の荒さ」の方向性が若干違う感じがしますね。
例えて言えば、ゴールドシップは「やんちゃ型」でオルフェーヴルは「ワガママ型」だと思います。ゴールドシップは他馬にケンカふっかけたり本馬場入場で飛び跳ねたりゲート内で立ち上がったりとやりたい放題で、レースではやる気にならないと全然走らない馬でしたよね。オルフェーヴルは調教やレース前の悪さはさほどない代わりにレース中に行きたがったり逸走したり騎手振り落として逃げたり、とにかく嫌な事は嫌、って感じだったように思います。
それに対して、ステイゴールドは言わば「王様型」でした。自分が一番偉い、周りが自分の言う事を聞かないと許せない、そんな馬だったようです。だから騎手なり厩務員なりが下手に出てやると割合おとなしかったみたいですよ(笑)。
あと、ステイゴールドは極度の負けず嫌いでも有名でした。多分これも王様型のひとつのパターンかも知れませんが、レース中前を行く馬に噛みつきに行った、なんて話も伝わってます(爆)。まあ体の小さい馬だったから、相手にナメられるのが我慢出来なかったのかも知れませんね( ̄∀ ̄;
まあそんな事を言うと「じゃあシルバーコレクターと言われるほど負け続けたのは何だったんだ」とか言われそうですが、どうもキツいこと、一生懸命やることが大嫌いだったみたいで(爆笑)。有名な左への斜行癖も、左へ斜行すれば騎手が追えなくなるから楽ができると考えてたらしいです(^_^;
6歳時の目黒記念に勝ってから、海外含めて重賞を4勝してますが、これは瞬発力勝負に対応出来るようになったのが大きいそうで、長くコンビを組んでステイゴールドの性格や能力を知り尽くした熊沢騎手が少しずつレースを教え込んだのが花開いたんだと思います。
結果的に熊沢騎手が降りた直後に目黒記念を勝ったから熊沢騎手がダメだったようにも言われますけど、熊沢騎手が長く乗ってなかったら重賞未勝利のまま引退してたかもしれません。