今特養で介護福祉士として働いています。
まず最初に条件面ですがグループホームは年収300万円行かないと思いますが・特養なら350~380万円です。
私はグループホーム、小規模多機能を経験し特養にいます。
私はヘルパー2級取得後グループホームに就職しました。大変なのは認知症対応型なので認知症のご入居者になります。何が大変だったかと言うと基本9名のユニットになるのですが認知症の症状BPSD徘徊、放尿、放便、異食、に対応しなければならないのです。更に入浴拒否、食事拒否、服薬拒否への対応です。覚えて欲しいのがいくら認知症でも自分が苦手だなと思い入居者と接してしまったら相手もしっかり分かります。そうなると他の職員は出来るのに【させてもらえるのに】自分に対してはオムツ交換拒否、入浴拒否される目にあいます。
あと記録が手書きで日中も大変ですが夜勤者は2時間おきには巡視その結果を記録します。フロア内の掃除、食器の洗浄あとかたづけ、ホント新人の頃は夜勤中も休みなく働いていました。休んでいる暇などありません。途中途中で徘徊者の相手をしなければなりません。
オムツ交換、更衣介助、等の介護技術は対象者がいないのであまりつかいません。
私の先輩も私がヘルパー2級で教わった介護技術を使おうとするとそんなの必要ないと言われましたので後々苦労しました。
実際辞めるきっかけも管理者が変わりパジャマ更衣を始めるとなって管理者に相談したら「やらなきゃだめ」でかたずけられたため辞めました。
利点としてまあ一般企業になるため管理者になれば年収400万円です。
施設特養について記載します。
特別養護老人ホームには形態として従来型、ユニット型とありますが今開設されている特養は全てユニット型になりますのでユニット型について記載させていただきます
①特養はご入居者が要介護3以上が入居条件になっていますので平均介護度は高いです【私の施設担当ユニットは4.8です】
②ユニット型とは個室で10名が1ユニットのご入居者で、今までの生活パターンをそのまま施設に持ち込むことが出来、職員を固定させてなじみの関係を構築させ介助を行っていくと言うのが歌われたユニットケア【個別ケア】と言われています。
③身体介助【入浴・食事介助・オムツ交換・更衣介助・トイレ誘導・口腔ケア】
が主な仕事になります。自立の方はユニットに1人いるかいなかで皆さん車椅子です。
※【入浴に関して】個浴の方は立位がとれる方になります。少しでも立位が保てれば更衣が出来るからです。職員1人対応が多いと思います。
機械浴は2人対応が多いと思います。機械浴にもチェア浴・ストレッチャー浴・リフト浴などがあります。私が思うに貴殿のデイどうだったのか知りませんが、グループホームや小規模多機能は入浴は1人対応ですが、特養は2名対応なので楽ですね。
※【食事介助】10名に対して職員一人の時間が多いので食事介助対応者が多い場合は大変です。嚥下状態(飲み込み)を確認しながら行わなければ、すぐむせこみますので誤嚥に要注意です。誤嚥性肺炎で亡くなったと言う話は良く聞きます。
※【オムツ交換】これが嫌なら特養では無理です。例えは夜勤の場合2ユニットで1人対応になりますので基本0時と6時にオムツ交換に回ります。
1ユニット10名×2ユニット×2回で1夜勤40回おおよそですが行います。その中で便失禁対応など当たり前です。【私は泥状便の始末大好きですが←変な人】
スピード重視ですのでデイからの転職で少し戸惑うのは、このオムツ交換でしょうね。私は苦労しました。貴殿がもしオムツ交換がスピード良く丁寧に出来る自信が無かったら素直に他職員に教えを乞うてもらってください。知ったかぶりはしないでください。今でも私はいろんな人の【特養は介護歴10年選手がごろごろいますので】介護技術を見て教えてもらって日々勉強です。
※【更衣介助】ヘルパー2級で教わった事が基本なのですが、デイではあまり行わないのでは?お年寄りは身体の可動域が少ないので基本に忠実に介助しないと、骨折、皮膚の剥離簡単に起こります。
【私はネットの動画に介助技術が多くありますのでそこで多くを学びました。】
※【トイレ誘導】これも車椅子からの介助となりますが、ヘルパー2級や動画などでは教えてくれませんので他職員の方法を見て教えてもらうしかないですね。
※【口腔ケア】これもヘルパー2級では教えられてないと思いますし動画でもないですね。しっかりした方に教えてもらわないと、口腔内に食物残差が残り誤嚥性肺炎のリスクになります。
④一日の職員の配置人数について
ここはデイサービスと全く違います。私はデイサービスは多くの職員がいるイメージですが。
特養のユニットケアは厚生労働省令で1ユニット1名以上の配置ときめられています。裏を返せば10名の対応を1人で行うことは省令違反にはなりません。
早番7時から16時 遅番13時から22時 夜勤22時から朝7時の流れです。このシフトに日勤者が1名8時半から17時半がいるかいないかです。
日勤者が居ない日はほぼ一日中1ユニット1人対応で食事介助、トイレ誘導、オムツ交換、水分補給、おやつなどを行います。その為実質特養はレクが無く、良い施設では外部の社会福祉協議会などに依頼しイベントを行っています。
でシフトに戻りますが、最悪なのが日勤者がいない日です。早番と遅番が重なる時間が13時(遅番出勤時間)から16時(早番退勤時間)ですよね。しかし早番も遅番も休憩時間を取ります。そうなると重なる時間は1時間のみです。そこで入居者の入浴などできません。そうなると休憩時間を削ったり、隣ユニットにお願いしたりします。
結局スピード重視になります。またユニットによっても違う事があります。
介護度が高い入居者が多いと介護が流れ作業になりがちです。
逆に比較的介護度が低いクリアな方が数名いれば新人職員いじめのクレームをすぐ入れる入居者がいるので精神的にくることがあります。
またグループホームに比べればご入居者様とのコミュニケーションは少ないですね。私は好きなのですが。
特養に関してはあまり周りから良いイメージがなかったですが、働いてみると結構楽です。後年収が100万円は上がるので良いところです
以上になります。もし何か質問があればどうぞお答えれる範囲でお答えします。