晃華学園問題、あるいは晃華学園事件というのは、日本で数ある児相関連事件のなかで、オランダ亡命事件などとならんで、相当に有名になってきた事案です。 どうしてかというと、国連子どもの権利委員会が、2010年に日本に対して発出した勧告の中に、学校が期待にそわず退学させたい生徒を、退学処分にするとあとから保護者から地位保全で訴えられたりして厄介なので、「虐待」を捏造して児相に通告し、児相送致して学校から消してしまうことで、退学処分と同じ効果を得る行動をとっている事実を指摘し、その人権侵害を問題にしているからです。日本の児相は、ろくに調査をしない上、いったん子供を拉致するとなかなか返さないので、こうした児相制度の悪用が可能であり、それが国際的批判を受けたのです。晃華学園事件は、まさにこの国連勧告を地で行く事案と言えます。 晃華学園は、東京都調布市にある女子の中高一貫校で、マリア会というカトリックの修道会が経営しています。闇の組織ではないとしても、この修道会系列の暁星高校では、いじめ被害を受けた生徒が思わず暴発して刃物を出したところ、巧みにその機会を捉えて少年院送致したり、札幌の系列校では、人事をめぐって聖職者同士が殺人自殺の惨劇を引き起こすなど、系列校で、強硬な運営方針からいろいろな問題を引き起こしていることで知られているようです。 晃華学園小学校は共学で、そこにいた男子生徒に多動性があり、担任教諭が体罰で懲らしめたところ、保護者から抗議され、抗議のたびに秘密裡に校長が児相に通告、最後に児相に連れて行かせて学校から消すことに成功しました。学校が児相から金をもらったわけではないでしょうから人身売買ではありませんが、「人身遺棄組織」くらいのことはいえそうです。 この晃華学園事件には前からウエブサイトがあったのですが、あるときから、なぜかサイト管理人の方針が180度転換して、事件の被害者を誹謗中傷する内容に変わってしまい、一体どうしたことかと心配していました。理由は分かりませんが、どこかから庇い州されたのでしょうか？ しかし、http://www.kokagakuen.jp という新しいウエブサイトが出来たとのこと、よかったと思います。 ほかに、「業界レーダー」というブログにも、この事件の裁判情報が時々載ります。来月には、裁判所で証人喚問もあるようです。 おっしゃるように、児童相談所の問題に関心があれば強い興味がわく事件であり、私も今後とも注目していきたいと思っています。