当たり前ですが、桁数にもよるとは思います。 掛け算・割り算は大変ですが、引き算ですので、あなただってさすがに3桁、4桁くらいだったら暗算できるでしょう？ 出来ませんか？出来ないとしたら、補数計算が苦手なのかもしれませんね。 たとえば、453円の支払いに1000円札で支払われたとします。 このとき 1000=999+1ですから、 1000-453 =(999+1)-453 =999-453+1 で計算すると簡単なのです。こうすると、繰り下がりがありません。 453円の各桁4,5,3を見て、足して9になる数を探せばいいので、5,4,6を繋げて546これに1を足して547が正解になります。 999-453+1=546+1=547 ややこしいのは、受け取る小銭を減らすために1055円とか出された時かもしれません。こういうのは、2回に分けて計算すればいいです。 1055-453 = (1000+55)-(400+53) = 1000-400 + 55-53 = 602 どうです？ これなら暗算で出来そうではないですか？ でも6桁とかになると自信がなくなる人が多いと思うし、自信があっても金額が大きいだけに、慎重に電卓で計算する人が多いと思います。 日本人の暗算力は年々低下していると言われています。 1992年、小学校5年生以上の算数で、電卓の積極的な利用が認められました。 さらに、平成14年度からは、小学校４年生から、算数で電卓を使うことが認められました。これがいけないと思います。 自分たちの世代は、大学や工業高校は別ですが、算数・数学の勉強で電卓を使うなんて考えられませんでした。 必然的に、暗算力も鍛えられたのだと思います。 また、最近は電子マネーなどの普及もあり、普段の生活でお釣りを受け取るということも減ってしまいました。 自分が支払う時にも、お釣りが合っているかどうか確認する作業が減ってしまったことも暗算力の低下に繋がっているのではないかと思います。