電気料金は「ENEOSでんき」が一番安い?
電気料金は「ENEOSでんき」が一番安い? 標準以下の家庭でも! 2016/1/15 → 東京電力の新プランと比べても割安 差額は月額で735円 → 電力の使用量が標準以下の家庭でも割安 → 電力の契約者にはガソリンなどの料金を割り引く 各種提携カードのポイントも増やす。提携ポイントは1.5~2倍に → KDDI(au)と提携し、「電力+石油+通信」の組み合わせで攻勢 ⇒ 悪魔の「原発」を一気に駆逐できるか? ・・・ 『月間180kWh超の家庭で東京電力より安いENEOS、提携ポイントも1.5~2倍に』 2016/1/15 ITメディア 「石油最大手のJXエネルギーは「ENEOSでんき」の拡販に向けて、電力の使用量が標準以下の家庭でも割安になる料金プランを打ち出した。月間の使用量が180kWhを超えれば東京電力よりも安くなる。電力の契約者にはガソリンなどの料金を割り引くほか、提携カードのポイントも増やす。 ガソリンをはじめ石油製品の需要は年々減少している。石油元売り各社は事業構造を転換して、電力やガスを加えた総合エネルギーサービスを強化する戦略だ。最大手のJXエネルギー(JX日鉱日石エネルギー)は東京電力の管内で1月15日から、家庭向けの「ENEOSでんき」の販売活動を開始した。 料金プランは1種類だけで、従来の東京電力の標準プラン「従量電灯B/C」と同じ3段料金制をとる。月額固定の基本料金を従量電灯B/Cと同額に設定したうえで、使用量に応じて課金する電力量料金の単価に差をつけた。月間の使用量が120kWh(キロワット時)までの1段目の単価を1.33円高くする代わりに、120kWhからの2段目を2.65円安く、さらに300kWh超の3段目を4.18円も安くする。 この単価設定により、月間の使用量が180kWhを超える家庭では、東京電力の従量電灯B/Cと比べて割安になる。一般家庭の標準使用量300kWhの場合には月額で317円安くなり、400kWhだと差額は735円に拡大する。それぞれの割引率は4.5%と7.4%で、かなり意欲的な料金プランである。 東京電力も認可料金の従量電灯B/Cに加えて、4月から自由料金プランを開始する。標準的な「スタンダードプラン」は基本料金が従量電灯B/Cと同じで、電力量料金を2段階に簡素化した。契約のタイプによって3種類に分かれているが、いずれも月間の使用量が300kWhを超えると単価が高くなる。 新しいスタンダードプランと比べてもENEOSでんきは割安だ。使用量が300kWhでは月額42円しか差がつかないが、400kWhになると469円に広がる。東京電力は使用量が多い家庭には「プレミアムプラン」を推奨している。使用量が400kWhまでは電力量料金を定額の9700円に固定するが、それでもENEOSでんきのほうが400kWhの場合で447円安い。400kWhを超えると差は広がっていく。 ■KDDIの通信サービスとセット割引も さらにENEOSでんきには2種類の割引プログラムがあり、クレジットカードで支払うとポイントも付く。割引プログラムの1つは、2年契約を対象にした「にねん とく2割」だ。電力量料金の単価が0.20円安くなり、3年目以降も自動更新すると割引額が0.30円に拡大する。 もう1つの割引プログラムはENEOSのクレジットカードで電気料金を支払った場合に適用する。ガソリン・灯油・軽油の値引き額が通常よりも1リットルあたり1円安くなる。電力+石油製品のセット割引である。 JXエネルギーは1月14日にKDDIと提携して、電力の販売を軸に共同で事業を展開することも決めた。KDDIは家庭向けに「auでんき」を販売する予定で、携帯電話などの通信サービスとセット割引を実施する。2社が提携して電力+石油+通信の組み合わせで攻勢をかける。 提携先はクレジットカード会社にも広がる。ANA、JR東日本、トヨタ自動車、丸井、三越伊勢丹といった有力企業が発行するクレジットカードでENEOSでんきの料金を支払うと、通常よりもポイントが1.5~2倍もアップする(ANAはマイル付与)。このほかに「Tポイント」が付く支払方法も可能で、200円ごとに1ポイントを付与する。 ENEOSでんきは東京電力の管内で4月1日から供給を開始する。エリア内にある約1800カ所のENEOSのサービスステーションのほか、LPガス(プロパンガス)の特約店など約100社、家電量販店のノジマと百貨店のマルイの店舗でも申し込みを受け付ける。 ■全国に展開する火力発電所とメガソーラー JXエネルギーの強みはサービスステーションを生かした販売ネットワークに加えて、首都圏を中心に展開する火力発電所の供給力だ。東京電力の管内だけで約100万kWの電力を供給できる能力がある。今後も全国各地で製油所の跡地に大規模な発電所を建設できる。 「川崎天然ガス発電所」85万kWの電力のうち51%をJXエネルギー。さらに2基の発電設備を増強すると110万kWが加わる。「川崎バイオマス発電所」が3万kW。計13カ所のメガソーラーが35MW。 再生エネを多く含むプランを販売する可能性もある。電力会社の強力なライバルが浮上してきた。」 ※
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