日本に外人観光客が少なかったのは超円高であった為?

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ThanksImg質問者からのお礼コメント

皆様貴重なご回答ありがとうございました。! いろんな視点での回答が聞けて良かったです。

お礼日時:2015/9/5 3:39

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東アジア地域からの観光客が増えた理由は、円安、ビザ緩和、LCCの普及が大きな理由です。 中国はさらに経済発展による国民の経済水準のUPも含まれます。 韓国や台湾はともかく、20年くらい前まで、中国人のほとんどは日本往復の航空券すら買えない人ばかりでした。 それが経済発展により旅行する余裕がある人が増え、ビザ緩和による入国、滞在のハードルが大きく下がったため、中国人観光客が増えています。 最近はLCCなどで1万くらいで上海から成田や関空にも飛べますので、日本に行くハードルがかなり下がっています。 ただし、「日本は魅力あるけど、円高などで外国人が来ない」は間違いです。 日本の外国人観光客数は世界で22位(1300万)です。 東アジア諸国の外国人観光客だけ見ても、中国5600万(4位)、香港2700万(11位)、マカオ1500万(19位)、韓国1400万(20位)で日本より上です。 単純に、日本より外国人観光客が少ない東アジアの国と地域は台湾、モンゴル、北朝鮮だけとなります。 アジア全体となると、タイ、マレーシア、トルコなどにもダブルスコア差で負けています。 もちろん、日本より上の国には欧米諸国もたくさんあり、知人の「観光立国は後進国が多い」は大間違いです。 むしろ、上位は欧米を中心とした先進国ばかりです。(アメリカ、フランス、スペイン、イタリア、イギリス、ドイツなど) 発展途上国にして上位にランクインする中国や東南アジア諸国などは例外のケースです。 こういう話題になると必ずと言っていいほど、円高とか物価水準を理由にする人がいますが、それは関係ありません。 同じアジア地域でも香港、マカオは日本にも負けないくらいの高い物価水準ですが、日本の倍以上の外国人観光客が訪れています。 同じ先進国で物価の高いドイツやフランスと日本の行き来を見ても、ドイツやフランスを訪れる日本人観光客はそれぞれ約80万に対し、ドイツやフランスからの観光客は20万人もいません。 日本人にとって、ドイツやフランスは高い金使ってでも行きたい国ですが、ドイツ人やフランス人にとって日本は高い金使ってでも行きたい国ではないということです。 ドイツの人口は8000万、フランスの人口は6000万ですから、人口差を考慮しても少ないということになります。 円高も関係ありません。円高の時でも訪日外国人は増加傾向でしたから。 以上のことから、物価の高さや近年の円高は関係ないor大きな影響はないと言えます。 単純に「魅力がないだけ」です。 しかも、訪日外国人の8割は東アジア地域です。 逆に言えば、東アジア地域以外では日本は魅力じゃないということです。 大都会東京に行くんだったら国際色豊かで迫力ある摩天楼を持つ上海、シンガポール、香港。 歴史の街京都に行くんだったら東アジアの中心だった中国の北京、洛陽、西安、蘇州。 南国沖縄に行くんだったら熱帯地域になるタイやマレーシアなどのビーチ。 つまり、日本の上位互換にあたる地域がたくさんあるわけです。しかも近くに。 我々日本人は「日本は世界で人気」と信じ切っていますが、世界は広いです。 世界の人々にとって日本より面白いと感じる地域は腐るほどあるようです。 欧米人がアジア旅行するときには、だいたいが中国か東南アジア方面です。 我々日本人も欧州旅行するときにはフランスやイタリアなどが定番で、いきなりポーランドやベルギーなどに行く人は少ないです。 これと同じ。日本はポーランドやベルギー側で、日本は二番手、三番手の扱いです。 政府が最近「観光立国の実現だ!」と言いまくってるのは、それだけ国際社会で日本が遅れているからです。 順調だったら、政府だけで勝手に対応しています。 「日本は魅力的だ」「日本は世界で人気がある」「日本は円高のせいで少なかっただけ」「日本にあこがれている人は多い」「親日な人が多い」などと、日本人は自分に都合よく解釈したがりますが、数値に出ていない以上、人気がないと判断して対応を打っていかないと駄目なのです。 よく分からないコラム記事を読んで「日本が人気ランキング1位だ!」と言ってるようでは、まともな対策は打てないでしょうね。

日本を訪れる観光客の約8割がアジア圏の人で、中国・韓国・台湾からの観光客が全体の6割以上を占めています。 2003年からの統計を見ると、欧米人の来日者数は年ごとに増減がありますが、全体としてあまり増えていません。 統計から言えるのは中国人を筆頭とした、アジア人観光客の来日が増えているということです。 ズバリ理由を言えば、ビザの緩和に原因があります。 日本を訪れる旅行者は生活に余裕のある層が多く、円が1対ドルで100円でも120円でも、さほど気にしません。 円高だから他のどこかの国に行こうとか、円安だから日本へ行こうなどということはあまり影響しません。 パッケージツアーとして、旅費が10万円だから日本へ行きたいけど15万円だから日本は止めて台湾にしようとはならないのです。 旅行というのはそういうものです。 日本人だって同様です。 フランスに行きたい人はユーロが安いからフランスに行き、ユーロが高ければスウェーデンに行くとはならないのです。 タイに旅行に行く人が、インドルピーが下がっているからインドへ行こうとは思ないのです。 日本国内の景気対策としての観光客誘致であり、ビザの緩和でしたが、それ以前までは、不法滞在者の増加・不法就労者の増加を懸念してビザを厳しくしていました。 ところが、日本は「稼げない国」になりましたので、不法就労者が爆発的に増えるようなことにはなりませんでした。 それどころ、不法就労者を必要としているのは零細な日本企業の方であり、研修制度などを悪用して、不当に外国人労働者をこき使っているというのが現状です。 日本の国民一人当たりのGDPはシンガポールの半分程度、貧富の差はトルコと同程度というOECD加盟国でワーストレベル、中流階級の生活レベルはマレーシア人やタイ人の方が上になっています。。。 中国には日本人の平均レベル以上の金持ちが1億人以上います。。。

それもひとつの要因でしょうね。 ただ、欧米にとって、日本は遠すぎます。 近場にいい観光地がたくさんあるのに、わざわざ日本に行く必要がない、これも理由のひとつかと。 今1ドル=360円なんかになったら、日本はつぶれますよ。