以前、眼科に勤めていましたが、似た様な症状で、自分では「ものもらい」と思っていても、実は「瞼板腺梗塞（けんばんせんこうそく）」の場合も結構多かったですよ。 これは、涙腺では無く、睫毛の生え際に存在する、眼に必要な脂が分泌される穴で、そこに分泌された油脂やゴミ（ファンデーションなど）が詰まってしまい、炎症を起こしてしまう症状です。 もし、涙が止まらない場合は、涙腺が詰まっている場合も有ります。 この場合は、「通水」の処置をしないと治りません。 それに、市販の目薬には抗菌作用が無いので、眼科を受診して、抗菌点眼剤を使った方が、治りも早く、細菌感染の心配も少ないです。 それから「痛い、痒い、涙が出る」からと、手で触ったり、自分で潰したりしてはいけませんよ。 触る度に必ず悪化して、いつまで経っても治りません。 抗菌点眼剤を使用し、そのまま引けば切開の必要は有りませんが、膿の場所がハッキリするほど、腫れたら、切開した方が治りも早いです。 程度によりますが、２～３日、もしくは１～２週間かかる場合も有ります。 細菌感染を起こすと、それこそ、完治するのに１ヶ月以上かかる場合も有ります。 早目に眼科に行きましょう！ その方が、完治する日数も早いという事です。