寒い季節になると空気が乾燥し、爪のはえぎわの皮膚があれて「さかむけ」が できやすくなる。 さかむけになる原因は主に、指先の皮膚の水分不足と油分不足。特に水仕事な どをしていると指先が乾燥しやすいので、作業後はハンドクリームなどを塗っ て指先を保湿してやれば防ぐことができる。 そのほかの原因として考えられるのは、ビタミンＣ不足。 特に煙草を吸う人の場合、喫煙で体内のビタミンＣを破壊してしまうため、 ビタミンＣを含む果物や野菜ジュースなどを飲んで補給するのが望ましい。 成人が１日に必要とされる所要量は50ｍｇ。たとえばイチゴなら3個、キウイ は1個、柿なら2分の1個で摂取できる量である。 もし、クリームなどでの手入れをしても効果が見られない場合は、そのほか皮膚 病の可能性も考えられるので、化粧品の使用をやめ、皮膚科で診てもらうこと。 昔から「さかむけは親不孝のしるし」とよく言われているが、これは「親から 授かった体を大切にしなさい」という教えから「自分の体には気を配るべし」 という意味だ、という説と、子供は親の仕事を手伝うのが当然だった時代、炊 事・洗濯など手作業が多かった。さかむけになると、痛くて仕事どころではな くなってしまう。つまり、さかむけになると親の手伝いができなくなってしま う、という事から「親不孝のしるし」と言われるようになったという説がある。 いずれにしても、さかむけは無理にむしったりすると、もっと広がってさらに 痛い目に。小さいハサミや清潔なツメ切りなどで根本から丁寧に切るように。 ・・・ということだそうですよ。 http://www.three-code.com/date/sakamuke.htm