ん~、一言ご忠告しておくと、あんまり変な風には考えない方が良いと思います。
例えば、この写真の人物が着ている軍服は、私もあまり軍装には詳しくないですが、それでも「昭和13年」以前の形式だと言うことはわかります。
そうなると、1940年とかと言う筋は大きく後退します。
そう考えると、お祖父さんは1904年生まれなんで、
1924年に成人した訳で、普通に考えると、そこで「徴兵」された際の写真と考えるのが「普通」だと思われます。
まあ、それでも「兵隊にはならなかった」という伝えとは食い違う訳ですが、これは「職業軍人にはならなかった」「戦場へは行かなかった」みたいな意味なら有り得そうな気がします。
もし、「地位が高くて騎乗身分だった」あるいは「憲兵だった」とするなら、これは明確な「職業軍人」であって、むしろ「家族に隠していた」イメージになります、そういう部分があったのかですね。
ただ、「肩の階級章」を見ると、あまり明確ではないですが、「無地(線ナシ)で、もしかしたら「星2つ?」に見えて、「一等兵」になります。
これなら、普通に「徴兵された兵士の一般的階級」ですし、上記の二つの想像も否定されます(憲兵は上等兵から)。
オリジナルで確認できるなら、それで確認になるかと思います。
状況証拠ですが、この人物は「騎兵じゅう」を持っているし、普通の歩兵なら「後盒」にする「60発入り弾薬盒」を前に付けている、こういうスタイルは、正規の戦闘兵科である「騎兵」とか「輜重兵」に該当するイメージはあります。
2兵科とも「一等兵で騎乗する」のは何の不思議でもない、当たり前のことで、むしろ「憲兵」とかがピストルでなく騎兵じゅうを持っている方が特異です。
つまりは、ふつ~~うに考えるなら、「徴兵されて騎兵になった記念写真」で、時期は大正末か昭和初期なんで、つまりは「日本国内」なんじゃあないですかねえ。
んで、その後の「満州事変」から、「日中戦争」「太平洋戦争」と言う時期に「再召集」がなかった、つまり「赤紙が来なかった」から「兵隊に行っていない」という風に伝えられた、まあ、それは「警官になったから」の可能性も高いですね。
そう考える方が、よっぽど「普通」です。
「ポイント」は肩の階級章が読み取れるかどうかではないでしょうか?
それと、どうしても気になるなら「軍歴証明書」を取り寄せることでしょう。