思いついたのは下記の3人です。
■マット・ステアーズ
1993年、シーズン途中に中日に入団。主にクリーンナップを任されたものの
60試合で.250 6本塁打と振るわず、その年限りで退団しました。
(ただし当時チームメイトだった落合は「いい打撃をしてるから、
残留させた方がいい」と言っていたとか)
その後MLBに復帰し、アスレティックスで長打力が開花。1997年に27本、
1999年には38本のホームランを量産するなど主軸打者として活躍。
2011年に引退するまで、メジャー通算265本塁打を放ちました。
生涯で12球団に在籍した「ジャーニー・マン」でもあります。
■アルフォンソ・ソリアーノ
ドミニカのカープアカデミー出身で、1996年に広島入団、1997年には
一軍デビューしたものの9試合で17打数2安打と力不足を露呈。
しかし年俸調停でもめた挙げ句広島を退団(ちなみに代理人は団野村)、
ヤンキース傘下のマイナー球団に入団しました。その後順調に成長し、
2002年には.300 39本塁打 102打点 41盗塁で盗塁王という
すさまじい活躍。2006年には史上4人目の40-40、通算で4回の30-30を
マークするスーパースターとなり、ヤンキース、レンジャーズなどで
主軸を務め、生涯では2095安打、412本塁打、289盗塁。
■ライアン・ボーグルソン
2007年に阪神入団、20試合に先発して7勝6敗・防御率4.13。翌年は
12試合で3勝4敗と今一つで8月以降は二軍暮らし。その年限りで自由契約
となり、2009年はオリックスに入団して主にリリーフとして起用されるも
安定感を欠き、30試合で1勝4敗・防御率4.54で再び自由契約。
2010年はエンジェルズ傘下のマイナー、2011年に以前所属していた
ジャイアンツに復帰して先発ローテ入りを果たし、MLBのオールスターに
出場するなど30試合登板で13勝7敗・防御率2.71。翌年も14勝を挙げ
エース級の活躍。2013年以降は2ケタ勝利は挙げられなかったものの、
NPB3年間でわずか11勝のパッとしなかった投手がMLB復帰後は6年間で
61勝を積み上げて話題となりました。NPBでプレイした助っ人が
MLB移籍後にオールスターに出場したのは、阪神のフィルダーと
上記のソリアーノ、そしてこのボーグルソンの3人のみです。