現行の年金が制度設計された時は「サザエさん」のような2世帯が同じ屋根の下で住むが前提でした。
つまり同じ屋根なので住むところが確保されて、嫁さんが老人の面倒をみることで社会に掛かる負担が少なかった。
最近核家族が常態化になり、親は子供に迷惑を掛けたくないと言い子供と別居を積極的にやってます。
結果的に社会の負担が増えた、つまり介護保険で40歳以上の国民全員から新たな税金を徴収する羽目に。
そして昭和時代に年金未納者が多くいて、1円も年金貰えない無年金者が生活保護の恩恵を受けられるようになりました。
生活保護受給者は安い公営住宅に優先的に入居出来たり、行政の運用する老人ホームにも優先的に入所も出来たりします。
こうした矛盾が年金保険料支払いへの不信感に繋がってきました。
>>年金問題についてこうなってほしいという希望はありますか?世代によってかなり違いますかね?
■年金制度の現状を知れば知るほどガッカリします。
2025年日本人の4人に1人は65歳以上の年金受給者に。
現役世代が減っていく中で年金保険料をこれ以上増やすことが出来ないので、今度は年金額を下げることになるのでは?
しかし政府はシルバー民主主義に嫌われない為に現金をばら撒いたりするでしょうね。
年金貰い逃げ世代(80歳以上)はなんとも思わないと思います。もちろん年金が減らされると怒るでしょうけど。
年金を貰う直前の60歳代は年金受給年齢の引き上げのリスクがあります(最近フランスで起きました)。
>>経済的に自立している人的には、老後は自分の資産を運用して寿命を迎えるのがベストだから年金は払いたくないみたいな感じですか?
■その辺りは結果論ではないか?
そうならない為に「20歳以上年金保険料は義務」と法律で定められてる。
経済的理由で払えない者に対して減免や免除制度があるが、凄いお金があるのに払わないは「金儲けは悪」「高所得者からの搾取」の議論に繋がります。
と言いながら、凄い収入のある65歳以上の方は年金を給付させない話も(現在は減額)。
>>お金のことは興味ないし考えたくないもない人にとっては、とにかく政治家とかが誠実であるべきみたいな感じですか?
■最近の国政選挙の投票率をみれば分かるが、二人に一人は投票してないです。現在の与党は全有権者数の20%程度の民意で政権運用を任せられてる。
つまり自分事と捉えてない、仕方がないの諦めムードがあると読み取れます。
無投票は「同意」の意志ではなく無関心。
>>今年金をもらってる人は、物価は上がってるし自分達はルールに従って人生設計してきたし親族に迷惑をかけたくないから年金の制度が悪くなるのは許せないみたいな感じですか?
■どうでしょうか?
多くの人は年金いくら貰えるか想像出来てなくて、実際に貰うと「少ない!」という感想が多いのでは?
そもそも日本はお金の教育がタブーで投資に関するイメージもかなり悪い。
先にも書きました「金儲けは悪」「投資は博打!」と思う人はまだまだ多い。
NISA制度の導入によって分けわからないが投資を始めた人は多いと思います。
これから物価が上昇して年金が上がらないと騒ぐ者たちはいずれ政府の責任を問うが、しかし誰も良い解決策を提示できない。