阿部幸製菓さんなどもタイ米を使用している米菓もありますし、タイ米なら良いのかと言う話にもなってきます。
みなさんが毛嫌いしているオールドメディアの典型なスピンコントロールにまんまと乗せられた形です。
実は、記事と同時に配信されたインタビュー動画の中でも、ラジュ会長CEOは「日本はさらなる移民受け入れを」とは一言も言っていません。
なぜ本人が言ってもいないことがニュースになるんだ?という疑問が浮かぶでしょう。PV狙い、翻訳ミスなどいろんな可能性が浮かぶでしょうが、ここにこそオールドメディアならではという構造的な問題があります。
今回の亀田製菓会長の「移民拡大発言」を報じたのは、AFP通信。
そう聞くと「そんな立派なところなら本人が言ってもいないことを報じるわけがないだろ!」と思うかもしれないが、それが勘違いのもとです。
どんなに歴史があろうとも、どんなに支局がたくさんあろうとも、報道というものは人間がつくっている以上、そこには必ず「意図」というものが介在してしまいます。
そのため悪意なく、取材した事実を自分たちの都合のいいようにねじ曲げてしまう傾向があるものなのです。
とりわけ日本人は、「お客様第一主義」みたいなスローガンにすぎないメディアの「中立公正」を真に受けてしまって、世界的に見ても「異常」というほどマスコミへの信頼度が高いです。そういうピュアな国民性がゆえに、簡単に操られてしまいます。
オールドメディア、ユーチューバー、匿名のSNSアカウントであろうと「わかりやすいストーリー」を吹聴されるとすぐに信奉者になります。
しかも、タチが悪いのはピュアがゆえ、その「正義」を広めようと、異なる考えの人間たちに制裁を加えようとすることです。
その典型がネットリンチになりますが、今回はそれが「不買運動」となったというオチです。