ご質問の漢文について、書き下し文、訓点、口語訳を順番に説明いたします。 ## 1. 盍行仁政 **書き下し文**： 盍（なんぞ）仁政を行わざる **訓点**： 盍レ行二仁政一 **口語訳**： どうして仁政を行わないのか ## 2. 富貴非吾願 **書き下し文**： 富貴は吾が願ひに非ず **訓点**： 富貴非下吾カ願ヒ上 **口語訳**： 富むことや身分の高いことは私の望むところではない[3] ## 3. 過猶不及 **書き下し文**： 過ぐるは猶（なお）及ばざるがごとし **訓点**： 過レルハ猶レ不レ及バザルガ **口語訳**： 行き過ぎるのは及ばないのと同じである これらの漢文は、それぞれ重要な意味を持っています。 1. 「盍行仁政」は、為政者に対して仁政（思いやりのある政治）を行うことを促す表現です。 2. 「富貴非吾願」は、物質的な豊かさや高い地位を求めないという、儒教的な価値観を表しています。 3. 「過猶不及」は、中庸の教えを表す有名な格言で、極端に走ることの戒めとして使われます。