ベストアンサー
私はいちごのショートケーキを食べて幸せな気持ちになりたいです。 世の中の貧窮に喘ぐ民衆の「パンを寄越せ」と言うデモを見たマリー・アントワネットが「パンが無いならケーキを食べれば良いのに」と言ったと言う有名な逸話があります。 その話を最初に聞いた時には、何だか出来過ぎだな本当の話?と疑って掛かったと同時に、抑々ケーキ何て甘い物毎日食べる訳にはいかないよと言うのが私の感想でした。 ケーキなら毎日食べても良いと言う女性が沢山いるとは想像すらしなかった頃の思い出です。 私の小さな頃にはケーキと言えば、誕生日とクリスマス、年に2回の贅沢品でした。 それもいちごのショートケーキが定番です。 家に年寄りがいたせいか、草餅や豆大福、きんつば等の和菓子は結構食べた記憶があるのですが、ケーキ何て言うのは年に2回位しか食べる機会はありませんでした。 友達のお誕生会何かに行けばもう少し食べる機会もあったのでしょうが、呼ばれる事が無かったのでそれも無かったのは哀しい思い出です。 で、そのケーキなのですが「いちごのショートケーキ」が定番何て偉そうに言いましたけど、それ以外は食べた事が無いのが実情です。 ケーキ=いちごショートであって、今でも若し心理テストか何かでケーキの絵を描いて下さいって言われたら、間違いなくいちごのショートの絵を描くと思います。 多分、ケーキ屋さんに行った時にモンブラン位は見た事があるでしょうし、「ケーキ屋ケンちゃん(昭和47年放映TBS系)」のお店でも他の物を売っていたのでしょうから、別にケーキと言うのは特定の種類を指す物では無い事位分判ってはいましたが、何しろ食べた事が無いのですから、私に取っては無いも同然なのです。 それは我が家の特殊事情なのかとも思いましが、同年代の人と話していると大体同じ様な物らしいです。 そしていちごのショートと言えば不二家です。 私の中では不二家のいちごショートはブラウン管の向こうにしか存在しないいちごショートの最高峰であり、即ちケーキの最高峰だったのです。 ですから今ではケーキと言えば色々な名店があり、不二家は何方かと言うと庶民派のお店だと言う事は頭で理解しているのですが、未だに数寄屋橋交差点に建つ不二家でいちごショートを食べて見たいとふと思ったりするのです。 因みに、ケーキは矢張り銀座・有楽町の食べ物で、駒場スタジアムの角っこにある不二家では駄目なのです。 くだらない思い出が思い入れになっている物って一杯あるんです。 抑々ショートケーキは別に短く無いのに何でショートなの?って思った事ありませんか?この場合のshortは短いでは無く「崩れやすい、ぽろぽろする」と言う意味で使われています。 元々はさくさくした生地にクリームといちごを挟んだケーキの事をショートケーキと呼んでいたのですが、今の様なスポンジになっても同じ様に呼ばれていると言う事です。
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質問者からのお礼コメント
御回答ありがとうございます
お礼日時:1/11 19:38