「I don’t know how to get to the library」と「I don’t know how to go to the library」はどちらも文法的には間違いというわけではありませんが、通常「get to~」という表現のほうが「(目的地に)到着するまでの行程・方法がわからない」というニュアンスをはっきり表し、より自然に聞こえます。
1. get to と go to の違い
• go to the library
「図書館に行く(向かう)行為そのもの」に焦点がある。
• get to the library
「図書館に到着する(たどり着く)こと」に焦点がある。道順や手段をイメージしやすい。
日本語でも「どうやって図書館へ行くのか分からない」と言うとき、「行き方が分からない」=「到着するための方法がわからない」という意味合いが強いので、「get to」がしっくり来るわけです。
2. I don’t know the way to the library. がなぜアリなのか
• the way to ~ は「~へ行く道(行き方)」という名詞フレーズです。
• 「I don’t know the way to the library.」=「図書館までの道順(行き方)を知らない。」
• すでに way(道・方法)を表す名詞があるので、「get to」を加える必要がありません。
もし way を使わずに動詞で「行く」を表したいときは「go」よりも「get to」を使ったほうが「どうやってたどり着くか」を強調できるので自然、というニュアンスだと思ってもらえればOKです。
例文比較
• I don’t know how to get to the library.
→「図書館にたどり着く方法が分からない」
• I don’t know how to go to the library.
→ 文法的には通じるが少し直訳っぽく、「図書館へ向かう術(行為)が分からない」という感じ。
• I don’t know the way to the library.
→「図書館への道(行き方)を知らない」
まとめると、
• 「get to ~」は「到着する/着く」イメージ。
• 「go to ~」は「行く」という行為そのものに着目。
• 「the way to ~」という形で “way” がすでに「道順・行き方」を指すので、「get to」をわざわざ使わなくてよい。
という違いになります。