エピソードについてはウィキペディアを御覧になれば詳しく書かれています。 その他の言葉や考え方は音楽之友社から出された「ナディア・ブーランジェとの対話」という本を参考にされれば良いのではないかと思います。 厖大な門下生の中でも、私が印象に残っているのはアストル・ピアソラです。 アルゼンチンタンゴの革命児がクラシックの手法を学ぶためにブーランジェの門を叩いたのですが、クラシックとタンゴの狭間で悩める彼に「あなた本来の音楽を作りなさい」と励まし、その後のピアソラの活躍へと導いたということです。