一つだけ70万円を超えるアコギを一本作ってもらいました。
それをあまり使えずにいます。思った音と違ったというのもありますし、なかなか使いどころがありません。さらに最近ぶつけてしまって傷物にしました。
後悔まではいきません、当時フィンガーピッキングを本気でやりたかったのでそのために作ってもらった自分用です。ですが指が思うように動かせない病気にかかったり、弾き語りでジャカジャカ弾くのならもっと安くていいものがあると思えたり…。そういった意味では後悔なのかもしれません。
でもそれは今、現時点です。手放すつもりがないのでこれから何十年か時がたった際に、これを持っていてよかったと思えるときがたぶん来ると思います。
雑誌などにもたびたび載るような名のある方が作ってくれたもので、その人の子供が生まれるタイミングで作られたギターなので力が籠っていると信じています。
私にまだ使いこなす力がない。釣り合わない。そういう感覚で手元に置いています。
また、私の考え方ですが、使えば使うほど元が取れる。車の燃費みたいな感じ?といえばいいのでしょうか?何万キロ以上乗らないと買い替えなんてもったいない。みたいな感じです。よくここにこの文面を書くのですが、一時間使ったら600円なり700円なり時給換算に考えて、今まで何時間使ったかで元が取れる、とそういう考え方でいます。
例えば40万円のベースを365日毎日2時間使ったとします。
計算すると
400000÷365=1,095.890410958904
2時間で1096円分使ったとします。
1時間で半分の548円
これだけの時間、この金額でよい満足のいくベースを弾かせてもらった。
そのように考えます。
なので使えば使うほど元が取れます。10年毎日2時間使ったとしましょう。
400000÷3650(うるう年抜きです(笑))
=109.5890410958904
毎日10年2時間使えば110円です。
もちろんその他フレットすり合わせ、交換、弦、ジャック、少なからず10万ほどは別途かかるでしょう。
でも
この金額です。
10年毎日2時間弾いて110円。
使う質問者様のそのベースに対する愛着もそこに加味したらそんなに罪悪感を感じるものではないのではないでしょうか?
『使えば使うほど安くなるという考え方』でした。
愛着のあるベースをこれからも大切にしてあげてくださいね^^♪
失礼します♪