クレーン協会からそういうニッチな資料が出てくるかもしれませんね。遥か昔はクレーンまでも軽くタイヤついて点を増やしたほうがいいなどと言う人もいました。現在はそう言う指導は中止され、クレーン協会でもちゃんとタイヤが浮く様にと指導されます。 そもそもオールテレーンなどに乗る様になれば分かる話なんですが、本来ジャッキポイントに荷重を集約させて反力を取ります。 大型車両はジャッキポイントに荷重表示がされるくらいです。そこに荷重がしっかり乗って初めてジャッキが支点になります。ジャッキに荷重が集約しないと吊りにを吊っている方を利き足というのですが、反対のアウトリガーがふわふわしてきます。全張してタイヤが付かない様にあげていても反力が0になる程です。そんな状況で荷重をタイヤにも預けていたら確実に浮き上がるでしょうね。なので荷重がジャッキポイントに均等に掛かるようにタイヤはちゃんとあげて水平を取るようにしてるんです。 ちゃんと水平を取るのにもタイヤがついていると悪さをします。吊りにを吊っているとタイヤのサスペンションが縮み水平が狂うのです。本来ジャッキだけで受けていれば水平はブームのしなり以外の原因では大幅には狂わないんです。なのでタイヤは浮かせましょう。ってなるんですねぇ。 さて、じゃあユニックなどはどうでしょうか？ 残念ながらユニックはアウトリガーが4点ついてないですし、旋回芯の左右に2点あるだけですね。そうなると左右には強いのですが前後斜めには弱かったりします。そもそも後輪はどう頑張っても浮かないですからね。なので前後の水平も鑑みてタイヤが浮き上がるほどジャッキをあげるとそこを支店にシーソーの様になる時がありますから、前タイヤと後ろタイヤも上手く使って踏ん張って貰う。というのが１つの手法になります。これが大きな違いですね。