「カキフライを作ってくれ」 そうお願いしたら、妻から信じられない言葉が返ってきたんです…。 もうね、家でずっと大事にしてた観葉植物が突然しゃべりだしたかと思うほど、耳を疑いましたよ。
「カキフライを作ってくれ」 そうお願いしたら、妻から信じられない言葉が返ってきたんです…。 もうね、家でずっと大事にしてた観葉植物が突然しゃべりだしたかと思うほど、耳を疑いましたよ。 でもその話の前に、少し昨日の出来事を話させてください。 昨日の昼間、営業先でお得意様と魚の話で大盛り上がり! 「焼き魚は何が一番美味しいか?」なんて話題で、まるで昭和の居酒屋の親父みたいにアツく語り合ったんです。 「一番美味しいのはサンマに決まってるでしょ!」 「いやいや、アジの塩焼きが究極ですよ!」 「何にせよ、焼き魚で晩酌、最高ですな! ワッハッハ!」 いやぁ、盛り上がりましたね~。 で、私、帰り道にふと思ったわけです。 「よし、今夜は焼き魚だ!」 でもスーパーの鮮魚コーナーをウロウロしてたら、つい目に入っちゃったんですよ。牡蠣が。 しかもなんかキラキラしてるように見えちゃって、「これでカキフライ作ったら絶対美味しいぞ」って脳内シミュレーションがフル稼働。 すぐに妻に電話しました。 「なぁ、牡蠣買って帰るからカキフライ作ってくれないか?」 そしたら、ですよ。 妻「はぁ?カキフライ?晩ごはんもう用意してるんですけど?」 私、絶句。 いやいや、待て待て。もう一度確認しよう。これは夢か?幻か?それとも時空の歪みか? でも彼女は続けてこう言ったんです。 「めんどくさいから、惣菜のカキフライでも買ってくれば?」 ………!?!? その瞬間、私の頭の中で、リアルタイムでドラマのエンディングテーマが流れ始めました。 「主婦力、ここで試される…!」 フライなんてさ、溶いた小麦粉にポチャ、パン粉をパフパフ、そして油にジュワ~って入れるだけじゃないですか!? ねぇ、これが「めんどくさい」ですか? めんどくさいって言うほうがめんどくさいんじゃないですか!? こんなやり取りがありまして、家に帰るころにはもう怒りと悲しみがMAX状態。 「夫のささやかなお願いすら聞いてくれないなんて、妻としてどうなんだ?」 私は腹が立って仕方ありませんでした。 夫が「カキフライを作って欲しい。」と、言ったことに対して「めんどくさいから惣菜のカキフライを買ってこれば?」とのたまったウチの妻… 主婦失格だと思いませんか?
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