バナナをナイロン袋に入れると、袋の中に果実から発生するエチレンガスが溜まり、熟成が進行してしまいます。そのため、ナイロン袋から出して空気にさらした方が、バナナの日持ちは良くなります。 他の果物についても、同様にナイロン袋に入れると袋内のエチレンガス濃度が上がり、熟成が早まる傾向にあります。特に熟成しやすい果物ほど、ナイロン袋から出して空気にさらした方が日持ちが良くなります。 一方で、未熟な果物をナイロン袋に入れると、袋内の高濃度のエチレンガスにより熟成が促進されるため、適度な熟成を促すことができます。このように、果物の種類や熟度によって、ナイロン袋の有無が日持ちに与える影響は異なります。