回答(1件)

まず実験1から、遺伝子型がAaとなった場合にすべて丸い形質になることから、遺伝子Aが顕性、aが潜性とわかる。 実験2では、Aaの遺伝子型の個体を自家受精、すなわちAaとAaの掛け合わせとなり、 その子孫の遺伝子型は(AA、Aa、Aa、aa)の4組が得られ、 表現形質はそれぞれ(丸、丸、丸、しわ)となるため、丸としわの比率は 丸:しわ=3:1となる。 設問(1)では、実験2で得られた種子からしわのある種子、 すなわち遺伝子型aaの種子をすべて取り除いた、とあるので、 実験3に使われる種子の遺伝子型は(AA、Aa、Aa)の3組である。 それぞれの種子を自家受精させると、 (AA+AA)→(AA、AA、AA、AA) (Aa+Aa)→(AA、Aa、Aa、aa) (Aa+Aa)→(AA、Aa、Aa、aa) という12組の子孫が得られる。 このうち丸い形質の種子は10組、しわの形質の種子は2組あるので、丸としわの比率は、 丸:しわ=10:2=5:1 となる。 …と、ここまで書いたはいいけど、これ問題が良くないよ。 個体によって得られる種子の数は当然違ってくるはずなのに、 得られた種子全体から形質ごとの数を考える問題にしてしまったせいで、 実際は丸としわの比率なんて絶対一律に定まらない。 変な話、遺伝子型AAの個体がめっちゃ良く育ったら丸い種子の比率はどんどん大きくなるし、 逆に枯れちゃったら丸:しわの比率はどんどん3:1に近づく。 それぞれの個体から得られた種子はほぼ同数だった、とか、 各個体より得られた種子からランダムに同数ピックアップした、とか、 そういう個体間の数を揃える前提を盛り込まないと問題が成り立たない。

この回答はいかがでしたか? リアクションしてみよう