「１、文書も写真もそこそこ綺麗（６色インクなど）」という事ですけど、インクの種類と数の意味は考えるべきです。 インクには顔料と染料があり、普通紙に黒文字の文書を印刷する場合は顔料インクが必要になりますし、写真印刷では染料インクの方が有利というのが一般常識です。 インクの数が多ければ綺麗と考えるのも、少々危険です。 たとえば、キヤノンの６色は、顔料黒＋染料が５色で、文書にも写真にも対応しています。 ところが、エプソンの６色（EP系）は染料インクの６色で、写真印刷専用と見てもいいような仕様です。 個人的には、どの機種でも十分な画質は出ていると思います。 A3を印刷できる複合機は、実は２種類あります。 A3でスキャン、A3で印刷が可能なものと、 スキャンはA4まで、印刷はA3までですけど、制限があるモデル。 前者はビジネスモデルになりますが、エプソンとブラザーだけのはず。 キヤノンはフルA3対応のインクジェット複合機は出していなかったはずです。 後者は、キヤノンですと、PIXUS TR9530a、エプソンだと EW-M973A3T と EP-982A3の３機種だけじゃないかな？ EP-973A3 は、A3用紙は後トレイから１枚づつの給紙になり、連続給紙は不可。価格は３万円弱。 インクは６色なんですけど、６色染料なので普通紙の黒文字印刷は少し苦手なはず。 PIXUS TR9530a は、後トレイから給紙で、50枚までの連続給紙が可能。 価格は35,000円を少し超えるくらい。 こちらは、５色インクですけど、黒の顔料インクと４色の染料インクで、文書も写真も両方ＯＫというタイプ。 EW-M973A3T は、A3用紙は後トレイから給紙で50枚までの連続印刷が可能。 この機種は別格で、価格も８万円オーバーです。 その理由ですけど、エコタンクタイプであることが大きいでしょう。 ボトルからインクを補充するタイプなので、ランニングコストは安くなるはずです。 TR9530a のインクの組み合わせに、グレーの染料インクを加えたような感じのモデルです。 使い勝手もTR9530aと似たような感じじゃないかな？ 型落ちのTR9530も入手は可能な用で、こちらは3,000円程度安いようです。 どの機種も、A4→A3という拡大コピーはできますけど、A3→A3はできませんので注意する事。