仮に20歳から30歳まで国民年金保険料を納付して、それ以降全くの未納だった場合、現在の制度では120カ月納付しているので、僅かな老齢基礎年金だけは受け取ることが出来ます。 一方、障害年金の方は、初診日前日においての国民年金納付要件を問われますので、40歳になったときの初診日がある場合、初診日前日までに納付すべき期間のうち3分の2以上納付済み期間があることが条件になります。 納付すべき期間は20年ですから、20年の3分の2以上納めていれば障害基礎年金は申請することができます。 20年の3分の2は13.33・・ですから、10年しか納めていなければ要件は満たせず障害年金は申請できない。ということになります。 その救済措置として、現在は『初診日のある月の前々月までの1年間に1度も未納が無ければ納付要件は満たす。』があります。 30歳以降納めていないので、こちらの救済措置も満たすことができないので、結果として、救済措置を使っても障害年金は申請できない。ということになります。