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【『愛(いと)えよ』は誤り?】 北斗の拳で「体を愛(いと)えよ、トキ…」というセリフがあります。 意味としては余命短いトキに対して、少しでも体を労れ、大事にしろ、といった感じと思います。

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回答(3件)

修行した肉体には、価値があると言う意味では?

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「体をいとう」は古語「いとふ」が語源だと思うのですが、辞書を引いても漢字表記は「厭ふ」しかないんですよね。 ①嫌う。いやがる。避ける。 ②世俗を嫌って隠棲する。出家する。 ③かばう。いたわる。大事にする。たいせつに扱う。 どう考えても上記の③です。 「いとしい人」などで使われる形容詞「いとし」であれば「愛し」と表記するのですが、形容詞なので命令形はカリ活用「いとしかれ」しかなく、「いとえ」とは言いません。形容詞の名詞形「いとしがる」でも命令形は「いとしがれ」であって「いとえ」ではありません。 「愛」は「愛する」以外にも「いつくしむ」「めでる」「おしむ」といった意味を持つ漢字なので、「病んだ体を惜しみながら余生を送れ」とラオウがトキを労ったことを示すために「愛」の字を当てたのではないでしょうか。何しろ「強敵」と書いて「とも」と読む漫画ですから(笑)。

よって「体を厭えよ トキ……」が正しい表記となるはずなのですが、もしかすると①②の意味で読者に伝わるのを嫌って、「厭」ではなく「愛」の字を当てたのかもしれませんね。

間違ってはないんですよ。その読み方。 古代読み、古風な読み方としてあるんです。 古代読みだから、辞書でも愛え、だけでなく、愛い、すら載ってない事が多い。 愛(あい)(まな) 愛しい(いとしい) 愛い(うい) 「愛」え(古代読みで、え) 「愛しむ」(いとしむ)「愛え」(いとえ) 愛でる「め(でる)」 愛しい「かな(しい)」など。 愛子で「めぐしご」と読んだり(年長者が慈しんでる育て子の事を言う) 「愛え」もだけど、愛(え)も古い読み方で、「愛比売」を元にした「愛媛(えひめ)」もその名残です。 ラオウって、人を「うぬ」と言ったり特に北斗の拳の中では特に古風な話し方するので。 体を労われ、より体を愛えよ、の方が言い方がラオウっぽい。 字としても、心情もわかりやすい。